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ESG関連ファンド、30年度までに2─3兆円に=りそなHD社長
りそなホールディングス(HD)の南昌宏社長はロイターとのインタビューで、ESG(環境、社会、ガバナンス)関連ファンドの販売額を2030年度までに2―3兆円とする目標を明らかにした。写真は2011年1月、東京で撮影。(2021年 ロイター/Yuriko Nakao)
[東京 6日 ロイター] - りそなホールディングス(HD)の南昌宏社長はロイターとのインタビューで、ESG(環境、社会、ガバナンス)関連ファンドの販売額を2030年度までに2―3兆円とする目標を明らかにした。ESG関連商品を拡大し、新たな顧客ニーズを掘り起こしたい考えだ。
りそなHDは今後、グループのりそなアセットマネジメントを通じて、ESG関連でインパクト投資をテーマとした投資信託を販売する。インパクト投資とは、社会・環境課題の解決と経済的利益の獲得を目指す投資の一種で、投資が社会に与える影響を測定することが求められる。
りそなHDは11月29日、投融資を通じて環境・社会課題の解決を目指す「インパクト志向金融宣言」に金融機関20社とともに署名した。南社長はインタビューで、「われわれが想定する予測に向けた準備は、変化を前提にしっかりと対応していかないといけない」と述べ、SX(サステナビリティトランスフォーメーション)面で顧客の意思に沿って行動していくことが重要な局面にあるとの認識を示した。
りそなHDはすでにリテール向けのESG投融資における累計取扱高を30年度までに10兆円とする目標を掲げているが、南社長は、そのうち、ESG関連ファンドで2―3兆円程度の販売を実現したいと語った。
取り扱いを開始しているESGファンドの販売額は、現時点で約200億円となっている。
※インタビューは2日に行いました。