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現段階で補正考えずと麻生財務相、コロナ感染増減「見えず」

2021年08月03日(火)12時30分

麻生太郎財務相は3日、緊急事態宣言の追加や延長を余儀なくされたことで追加の財政措置が必要か問われ、「今の段階からどうすると考えているわけではない」と述べた。1月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

[東京 3日 ロイター] - 麻生太郎財務相は3日、緊急事態宣言の追加や延長を余儀なくされたことで追加の財政措置が必要か問われ、「今の段階からどうすると考えているわけではない」と述べた。新規陽性者数の今後の増減が「見えない」とした。同日午前の閣議後会見で語った。

一方、2021年度予算に計上し、4兆円が残る新型コロナ対策予備費を活用するなどして経済財政運営に万全を期す考えも示した。

記者会見では、新型コロナ対応で日本の財政状況が「悪化しているのは事実」とも述べた。ただ、今後の感染状況やワクチン接種の進展で「以前の、コロナ前の(財政)状況に近づいていくことも考えられる」とし、25年度に基礎的財政収支を黒字化させる目標そのものは堅持する考えを強調した。

ロイター
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