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ベトナムと日本人

ヨシヒロミウラ|ベトナム

ベトナムにスペースポート建設構想!約1500億円投資提案する企業も

イラスト iStock

現代は宇宙進出時代。

イーロン・マスクのスペースXやジェフ・ベゾスのブルーオリジン、中国政府も火星探査を成功させ、宇宙ステーションを建設中である。

宇宙開発のスピードが加速し、宇宙進出に熱いまなざしが注がれている。

そんな中で、最近ベトナムでも宇宙港、スペースポート建設の話題が多く、宇宙好きの筆者の胸が熱くなっています...!!!

ベトナムで増えるスペースポート関係ニュース

まずベトナムの宇宙港建設に関する3つの記事を紹介します。

①東南アジアにスペースポートを建設するならベトナムが最適解

ロシアの宇宙科学者グループが赤道に近い東南アジアに宇宙港が必要であると述べている。

また立地的な要因だけではなく1980年にべトナム人がロシアのソユーズ37号の宇宙飛行士として宇宙に飛び立ったこともあるからだという。

発射場はベトナム最南端のカマウ岬が有望だという。

②ハノイの都市鉄道2a号線の建設費でアメリカ標準的商業スペースポートをベトナムに4港を建設出来る

現在はやっと運行しているが、ハノイの都市鉄道は完成したものの安全が危ぶまれ、すぐに商業運行が出来なかった。

中国が鉄道を建設し、電車も中国製。そんな都市鉄道建設に総額8億6千800万ドルかかっているので、

アメリカニューメキシコにあるスペースポートアメリカの建設には総額2億9千万ドルしかかかっておらず、

この都市鉄道建設費用でベトナムに4か所のスペースポートを作れるのでは!?と述べられている。

③べトナム企業「タイグループ」が南部の島、フーコックのスペースポート建設計画に投資提案

フーコックは観光中心の島で国内外から多くの観光客で(コロナ禍でなければ)賑わっている。

ベトナム人ならだれもが使う調味料「ヌクマム(魚醤)」の名産地としても有名だ。

ニンビン省にある建設会社「タイグループ」が、フーコック島に観光用スペースポートの建設を要望しているという記事。

2022年から2026年までの投資計画があると言う。

タイグループは国家プロジェクトの建設もする大企業で、

フーコック島に投資額約500億円のコンプレックスリゾートプロジェクトを進行中でもある。

ベトナムのスペースポートの建設は実現するのか?

これらの記事からわかるのは、まだスペースポートの建設が確定していないが、

動き始めた様子があり、ベトナムがスペースポート建設に積極的であることだ。

ベトナムはいままで日本と協力して人工衛星を過去3基製造した経験があり、日本のODAで建設したベトナム国立宇宙センターがハノイにある。

スペースポートをベトナムに建設するなら、どこにどれくらいの規模で建設し、どの国が協力するのか?

続報が待たれます...!!!

 

Profile

著者プロフィール
ヨシヒロミウラ

ベトナムハノイ市在住。北海道江別市出身。武蔵大学経済学部経営学科卒業。2017年に国際交流基金日本語パートナーズとしてハノイに派遣。ベトナムの人々と社会に魅了されベトナム定住。現在進行形のベトナム事情を執筆。ベトナム情報ブログ「ベトナムの日本人」と北海道江別市の情報サイト「江別市民ニュース」も運営。ベトナムハノイ市の日本食ネットスーパー「アクルヒハノイネットスーパー」応援係。えべつ観光特使として北海道江別市の納豆をベトナムへ輸出コーディネイト。ベトナムと日本・北海道を繋げる。ツイッター @yoshihiro_x

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