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シリコンバレーエンジニア・酒井潤のキャリア思考法

酒井潤|アメリカ

シリコンバレーで働くエンジニアは優秀とは限らない

シリコンバレーで働くエンジニアより、優秀な日本人エンジニアはたくさんいる(著者撮影)

優秀でなくとも、シリコンバレーで働ける

私がシリコンバレーに移住してから、14年が経ちました。

TwitterやYouTubeを通じて、多くの方から「シリコンバレーで働くには、どれくらいのプログラミングスキルがあれば良いですか」という質問を受けます。

シリコンバレーのエンジニアは天才ばかりだと思っている方も多いでしょう。「シリコンバレーには優秀なエンジニアと一緒に働けるのがメリット」という記事をよく見かけます。

しかし、正直な話をするとそうでもないエンジニアも結構いるんですよ。

システムのコア部分を作るエンジニアは確かに天才です。小さい頃からプログラミングをやってきているので、私がいくら頑張っても追いつけません。

シリコンバレー企業のエンジニアは、下記のように分類されると思います。(あくまで私の直感です)
<天才プログラマー> コア開発 1割
<優秀プログラマー> コア開発の助手 3割
<普通プログラマー> 組み立て 5割
<下等プログラマー> ヘルプページなど作成 1割

私がプログラミングを勉強し始めたのは、22歳の時。
スポーツと同様、スタートが遅れると到底追いつけない領域にいる天才は一定数います。

しかし、会社というのは色々な仕事があります。
天才プログラマーは高額な給料で雇われている上、会社の製品のコアのところだけ開発します。

そして、その天才の助手を務める、優秀なエンジニアがいます。彼らは、天才ではありません。

それを製品として組み立てて形にする普通レベルのエンジニア。ライブラリなどを使って組み立てるので、最近のWebフレームなどが使いこなせる程度で働けます。

そして、メンテナンスやヘルプページなど、普通のエンジニアがやりたくない部分をやる雑用エンジニアといった序列です。

シリコンバレーで働きたい方が、天才の領域を目指すのはかなり厳しいと思いますが、少し下のレベルであれば、ある程度勉強時間を確保すれば可能です。

シリコンバレーエンジニアの職をゲットする簡単な方法

日本では「機械学習」「AI」が流行り、その分野の勉強をしているエンジニアも多いと思いますが、アメリカにいる機械学習専門家のプログラマーと戦うのは結構大変なこと。

では、これからはどんな分野を狙えば良いのでしょうか。

移民学生がよくやる手法に、QA(テスト)の職でアプライ(応募)するというものがあります。プログラミングスキルは普通以上なのですが、あえて下のカテゴリーを狙うということです。

QAをやりたくないエンジニアはたくさんいるので、仕事はゲットしやすいわけです。プログラムも書けるのに、学生で給料安くてよくて、やる気もある人は、会社としても喉から手が出るほど欲しいもの。

こうして、まずはビザと仕事をゲットします。

QAでも入社してからプログラミング能力は十分伸ばせます。働きながら勉強し、社内でアピールして開発職に変更したり、実績を作ってから他の会社に転職する際に開発職で応募します。

そうやって、下のレベルから這い上がって上位のポジションを狙うのがオススメです。

日本では機械学習ができる天才プログラマーの年収が1500万円ほどと言われてますが、アメリカの上場企業の普通レベルのエンジニアになれば、年収3000万円以上はいくでしょう。

最近のアメリカ

日本でも関心を集めているであろう米大統領選に向けた第1回討論会が先月末行われました。

アメリカ人はディベートが上手だと思っていましたが...思い違いだったのでしょうか。

***

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取材・構成 ▶︎ 中﨑史菜

 

Profile

著者プロフィール
酒井潤

サッカー大学日本代表に選抜されるも怪我でJリーガーの道を断念。大学卒業後、エンジニアに転向し2005年ハワイで起業。米国にて複数社勤務後、現在は全米給与ランキング4位の米国スプランクにてソフトウェアエンジニアとして勤務。副業としてUdemyやYoutubeでも稼いでおり、書籍「副業の思考法」(PHP研究所)ではそのノウハウや人生論を紹介している。

Twitter: @sakaijun

Youtube: シリエン戦隊JUN TV

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