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中国航海士・笈川幸司

笈川幸司|中国

中国でコロナワクチンを打ちました

先月、中国の国内移動の際にPCR検査を受けました。浙江省杭州市から北京へ移動する際、杭州空港でも北京空港でもPCRの結果を提出することで、ようやく飛行機に乗り込むことができました。1週間後、北京から杭州に戻るのに合わせて、北京でもPCR検査をしました。最初の検査では、鼻の穴に綿棒を突っ込まれ、検査後もしばらく痛みが引かなかったため、杭州に戻る前に北京でも検査する必要があると聞いたときには、ショックのあまりしばらく声が出ませんでした。

その頃、北京ではお尻の穴に綿棒を突っ込まれる検査があるといったニュースも聞いていたのですが、鼻の穴よりお尻の穴の方が痛みを伴わないのではないか?恥より痛み回避を優先したい!などと考えていました。が、結局は、口を開け、喉の粘膜から検査するやり方に当たったのでとり越し苦労ではあったのですが......。金額ですが、検査料は日本円で1500円くらいでした。

その2週間後、杭州市から河南省鄭州市へ行きましたが、そのときにはPCR検査結果の提出は求められませんでした。

さて、今回はワクチンです。

医療関係者は全員義務付けられているというワクチン接種ですが、いろいろ理由をつけて打たない医者もいるという噂もあり、打つチャンスがあっても打たないという学生、教師も半分くらいいるということでした。と言っても、これらも何かのデータに基づいてお話しているわけではなく、これもまた噂話で、誰の口からもだいたい同じような話を聞くことができました。

私は普段、海外に住む外国人の日本語学習者に日本語を教えているのですが、その中にベトナム人学生がいて、毎日コロナ関連ニュースの動向を調べているらしく、ベトナムではワクチン接種をしたという証明があれば、入国が可能だと言っていました。確かに、チケット情報にはそのようなことも書かれてありました。中国でもワクチン接種が始まったばかりで、「まだ様子を見たい」という意見も少なくない中、私は打つことに決めました。

受けたのは「新型コロナウイルス不活化ワクチン」だった

事前にアレルギーのある人は注意することを言われました。私はエビやカニといった甲殻アレルギーがあるのですが、ワクチン製造にあたって甲殻類は関係ないだろうという医療関係者の意見、完全に大丈夫だとは言えないという医者の意見も聞いた上で自分で判断しました。

紙の誓約書に二箇所、電子版に二箇所サインをしてワクチンを受けました。

ネットでは、筋肉注射の場合、腕の肉をぎゅっとつままれると聞いていたのですが、実際はつままれることはありませんでした。あっという間の出来事でした。

今の所、不良反応は見られません。次は一ヶ月後、次回まで何か反応がありましたら、またここで書かせていただきます。

 

Profile

著者プロフィール
笈川幸司

1970年埼玉県所沢市生まれ。中国滞在20年目。北京大学・清華大学両校で10年間教鞭をとった後、中国110都市396校で「日本語学習方法」をテーマに講演会を行う(日本語講演マラソン)。現在は浙江省杭州に住み、日本で就職を希望する世界中の大学生や日本語スキル向上を目指す日本語教師向けにオンライン授業を行っている。目指すは「桃李満天下」。

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