最新記事

トラベル

【写真特集】いつかこの目で見たい、大自然が作った世界の絶景9選

Otherworldly Natural Phenomena You’ve Got to See

2020年11月28日(土)17時40分
アレクサンドラ・ションフェルド

アブラハム湖のアイスバブル NAPHAT PHOTOGRAPHY/GETTY IMAGES

<死ぬまでに見るべきは世界の7不思議だけじゃない 地球には目を見張るような美しい風景がいっぱいだ>

大自然が生み出した絶景は世界各地にあれど、ここにご紹介するのは死ぬまでに一度は実際に足を運んで自分の目で見る価値があるものばかり。ただし、いつ行っても見られるとは限らない。なかには1年のうち限られた時期しか起きない現象もある。

<冒頭写真:01 アブラハム湖のアイスバブル>
(カナダ、アルバータ州)見られるのは冬、湖が一面の氷になってから。この湖の底では1年を通し、メタンガスが生成されている。そして冬が来て水温が下がると、ガスの泡は浮かび上がる途中で凍り付き、不思議な模様を作り出す。

02 グレートスモーキー山脈のホタル

nature06.jpg

HAOXIANG YANG/GETTY IMAGES

(アメリカ、テネシー州とノースカロライナ州)無数のホタルが集まり、数秒ごとに一斉に点滅を繰り返す光景は壮観だ(どうやってタイミングを合わせているのだろう)。これはホタルがつがうための儀式で、1年のうち5月か6月の2週間ほどしか見られない。

03 色彩あふれるカニョクリスタレス川

nature08.jpg

JORGE IVAN VASQUEZ CUARTAS/ISTOCK

(コロンビア、メタ県)コロンビア中部、シエラ・デ・ラ・マカレナ国立自然公園内を流れるこの川の水面は、1年のある時期だけ真っ赤に輝く。水草が一斉に赤い花を付けるせいで、夏の終わりから秋の初めにかけてが最も美しい。

04 カタトゥンボ川の稲妻

nature09.jpg

CHRISTIAN PINILLO SALAS/ISTOCK

(ベネズエラ、スリア州)この川がマラカイボ湖に流れ込む辺りは雷の名所。NASAによれば地球で最も雷が集中して発生する場所だ。1年のうち300日は嵐が発生しているが、稲妻を見るなら6月から11月がおすすめ。

05 ムクドリの大群

nature07.jpg

OWEN HUMPHREYS-PA/AFLO

イギリス各地で秋になるとよく見られるのが、空中に浮かんだ黒い雲が移動しているようなムクドリの群れだ。何百、いや何千羽ものムクドリがどこからか飛んできては集まり、ダンスを踊っているかのような息の合った動きを見せる。いったいどうやって動きを合わせているのかは、完全には分かっていない。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

米GDP、1─3月期は予想下回る1.6%増 約2年

ワールド

米英欧など18カ国、ハマスに人質解放要求

ビジネス

米新規失業保険申請5000件減の20.7万件 予想

ビジネス

ECB、インフレ抑制以外の目標設定を 仏大統領 責
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    今だからこそ観るべき? インバウンドで増えるK-POP非アイドル系の来日公演

  • 3

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗衣氏への名誉棄損に対する賠償命令

  • 4

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 5

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 6

    未婚中高年男性の死亡率は、既婚男性の2.8倍も高い

  • 7

    やっと本気を出した米英から追加支援でウクライナに…

  • 8

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 9

    自民が下野する政権交代は再現されるか

  • 10

    ワニが16歳少年を襲い殺害...遺体発見の「おぞましい…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 9

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 10

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこ…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 9

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中