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感染症対策独、新型コロナウイルス対策で韓国式採用? アプリとビッグデータで患者追跡を検討
ドイツ政府は、新型コロナウイルスについて、現在導入している休校や移動制限などの対策が奏功して感染拡大ペースが鈍った場合、感染の再発を防ぐため、ビッグデータや位置情報を利用して患者を追跡することを検討している。写真はベルリンのラボで検査を行うスタッフ。26日撮影(2020年 ロイター/Axel Schmidt)
ドイツ政府は、新型コロナウイルスについて、現在導入している休校や移動制限などの対策が奏功して感染拡大ペースが鈍った場合、感染の再発を防ぐため、ビッグデータや位置情報を利用して患者を追跡することを検討している。
国内メディアのシュピーゲル誌と南ドイツ新聞が報じた。
患者と接触した人を追跡するため、積極的な検査やスマートフォンの位置情報の利用を進めている韓国の例にならうことをドイツ内務省が戦略文書で提言しているという。
ドイツでは、旧東ドイツで秘密警察シュタージが国民生活を監視した過去があり、政府による監視は賛否を呼ぶとみられる。ドイツの個人情報保護法は世界でも有数の厳しさだ。
シュピーゲル誌によると、戦略文書は「検査の迅速化と効率化のためには、長期的にビッグデータと位置の追跡が不可避になる」と指摘している。
ドイツでは26日時点で4万2288人が新型コロナに感染。253人が死亡している。
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