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感染症対策

韓国、新型コロナウイルス抑え込みに外出自粛改めて要請 欧米からの渡航者の検査強化

2020年3月27日(金)19時45分

韓国疾病予防管理局(KCDC)の発表によると、国内の新型コロナウイルスの新たな感染者は91人だった。写真はソウルの寺院で、25日撮影(2020年 ロイター/Kim Hong-ji)

韓国疾病予防管理局(KCDC)の27日の発表によると、国内の新型コロナウイルスの新たな感染者は91人だった。感染者は累計で9332人となった。

韓国の1日当たりの新規感染者数はこのところ、100人近辺の水準で推移している。ピークの2月末には、900人を超えていた。

韓国政府は感染の封じ込めにはさらに数週間、自主隔離などの措置が必要と考えており、国民に対して外出自粛を改めて呼びかけている。

在韓米軍は27日、米国人の請負業者が1人、新型コロナの検査で陽性になったと発表した。在韓米軍司令部が置かれているハンフリーズ基地で働く米国人で感染が確認されるのは、今週に入って3人目となった。

在韓米軍の関係者の感染例はこれまで合わせて12人で、そのうち2人は軍人。

一方、海外から新型コロナが持ち込まれるケースが最近急増しているため、当局は欧米からの渡航者への対策を強化している。

KCDCによると、過去2週間に海外からの渡航者の感染は5倍以上に増え、309人に達している。このうち9割が海外から帰国した韓国人という。

27日以降、米国からの渡航者は2週間、隔離される。発熱などの症状が出ている場合は検査を受ける。

欧州から長期滞在ビザで入国する渡航者に対してはより厳しい規則が導入され、26日から検査と隔離が義務付けられている。

仁川国際空港のすぐ外に通り抜けできるテントのような形の施設が設置されており、欧米からの渡航者はここで検査を受ける。保健福祉省によると、1時間当たり10人以上の検査が可能。通常の病院で行われている検査では1時間当たり最大3人、ドライブスルー形式の検査では6─8人という。

*内容を追加しました。

[ロイター]


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