最新記事

非核化

ポンペオ米国務長官、北朝鮮へ5日出発 金正恩と会談へ

2018年7月3日(火)10時44分

7月2日、米ホワイトハウスは、ポンペオ国務長官(写真)が北朝鮮の非核化について金正恩朝鮮労働党委員長と協議するため、北朝鮮に向け5日に米国を出発すると発表した。6月撮影(2018年 ロイター/Yuri Gripas)

米ホワイトハウスは2日、ポンペオ国務長官が北朝鮮の非核化について金正恩朝鮮労働党委員長と協議するため、北朝鮮に向け5日に米国を出発すると発表した。

ポンペオ氏にとり6月12日の米朝首脳会談後、初めての訪朝となる。

ホワイトハウスのサンダース報道官は「重要な朝鮮半島の非核化作業の継続に向け金委員長と会談するため、ポンペオ国務長官は5日に北朝鮮に向けて出発する」と語った。

北朝鮮との協議は「引き続き進展している」と述べた。

これより先に国務省は、米国のソン・キム駐フィリピン大使率いる代表団が1日、米朝首脳会談での合意内容の実行に向け次の措置を協議するため、南北軍事境界線の板門店で北朝鮮側と会談したことを確認した。

国務省報道官は、「われわれの目標は引き続き、シンガポールで金委員長と合意した北朝鮮の検証された完全な非核化だ」と説明した。

国務省の声明によると、ポンペオ長官は平壌訪問後、東京を訪れ、日本と韓国の当局者らと北朝鮮の非核化について話し合う予定。その後は、ベトナムとアラブ首長国連邦(UAE)を訪問してから、ブリュッセルで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席するトランプ大統領に同行する。ブリュッセル滞在中は、同盟諸国と過激派組織「イスラム国(IS)」との闘いについて協議する見通し。

[ワシントン 2日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

202404300507issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年4月30日/5月7日号(4月23日発売)は「世界が愛した日本アニメ30」特集。ジブリのほか、『鬼滅の刃』『AKIRA』『ドラゴンボール』『千年女優』『君の名は。』……[PLUS]北米を席巻する日本マンガ

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ドル34年ぶり155円台、介入警戒感極まる 日銀の

ビジネス

エアバスに偏らず機材調達、ボーイングとの関係変わら

ビジネス

独IFO業況指数、4月は予想上回り3カ月連続改善 

ワールド

イラン大統領、16年ぶりにスリランカ訪問 「関係強
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 2

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴らす「おばけタンパク質」の正体とは?

  • 3

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の「爆弾発言」が怖すぎる

  • 4

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 5

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 6

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 7

    イランのイスラエル攻撃でアラブ諸国がまさかのイス…

  • 8

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 9

    マイナス金利の解除でも、円安が止まらない「当然」…

  • 10

    「なんという爆発...」ウクライナの大規模ドローン攻…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 10

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中