最新記事

ロイヤルウェディング

ヘンリー英王子とメーガンさんが結婚 今後はサセックス公爵と夫人に

2018年5月20日(日)10時00分

5月19日、英国のヘンリー王子と米女優メーガン・マークルさんはきょうの現地時間正午(日本時間午後8時)に、10世紀近く英王室の居城となってきたウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で結婚式を挙げる。写真は18日、城の外でワインを飲む王室ファンたち(2018年 ロイター/Phil Noble)

英国のヘンリー王子(33)と米女優メーガン・マークルさん(36)は、10世紀近く英王室の居城となってきたウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で結婚式を挙げた。

純白のウェディングドレスをまとったマークルさんは、ページボーイや花嫁介添え人を従えて、エスコートなしで15世紀築の礼拝堂の通路を歩き、礼拝堂の中ほどでチャールズ皇太子と合流。祭壇前で待つヘンリー王子のもとへ向った。

「死が2人を別つまで」との愛の誓いをたてた後、王位継承順位6位のヘンリー王子は、ウェルシュゴールドの結婚指輪をマークルさんの指にはめた。

式にはエリザベス女王のほか、王室メンバーや、米国の人気司会者オプラ・ウィンフリーさんら著名人が参列。イギリス国教会のカンタベリー大主教が、2人が夫婦となったと宣言した。

結婚により、米ロサンゼルス出身のマークルさんは、世界で最も格調高い王室の1つである英国王室に加わった。

結婚式は王室の伝統にのっとって行われたが、マークルさんは現代的な要素も持ち込んだ。

マークルさんは、「夫に従う」との宣誓は行わず、ヘンリー王子も慣習に従わずに結婚指輪を身につける。マークルさんの父は心臓手術のため欠席と報じられた。また、米国人で黒人のマイケル・ブルースカリー司教が、公民権運動指導者のマーチン・ルーサー・キング牧師の言葉を引用しつつ、情熱的な説教を行った。

マークルさんを乗せたロールスロイスのリムジンが城へと向う沿道には、数万人のファンがつめ掛け、英国や米国の国旗を振って祝福した。

近くにある世界で最も忙しい空港の1つヒースロー空港では、ウィンザー城上空の空域を式の前の15分間閉鎖した。

エリザベス女王は結婚式を前に、孫にあたるヘンリー王子を「サセックス公爵」に叙すると発表した。マークルさんは結婚と同時に「サセックス公爵夫人」と呼ばれることになった。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

スイス中銀、第1四半期の利益が過去最高 フラン安や

ビジネス

仏エルメス、第1四半期は17%増収 中国好調

ワールド

ロシア凍結資産の利息でウクライナ支援、米提案をG7

ビジネス

北京モーターショー開幕、NEV一色 国内設計のAD
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴らす「おばけタンパク質」の正体とは?

  • 3

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗衣氏への名誉棄損に対する賠償命令

  • 4

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 5

    マイナス金利の解除でも、円安が止まらない「当然」…

  • 6

    ワニが16歳少年を襲い殺害...遺体発見の「おぞましい…

  • 7

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 10

    ケイティ・ペリーの「尻がまる見え」ドレスに批判殺…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 5

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 9

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 10

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中