最新記事

朝鮮半島情勢

史上3度目の南北首脳会談迫る 非核化や南北関係に焦点、経済協力は議題にせず

2018年4月17日(火)19時43分

4月17日、韓国政府筋は、高官らが27日の南北首脳会談を前に、平壌を訪問する可能性があることを明らかにした。写真は板門店で昨年8月撮影(2018年 ロイター/Kim Hong-Ji)

韓国の任鍾晰(イム・ジョンソク)大統領秘書室長は17日、高官らが27日の南北首脳会談を前に、平壌を訪問する可能性があることを明らかにした。

両国は、首脳会談で公表する可能性のある共同声明の文言について協議しているもよう。北朝鮮の核開発プログラムや全般的な南北関係が議題になる見込みだが、経済協力については話し合われない見通しだという。

任氏は記者団に南北の「実務者協議」が18日に行われると述べた上で、首脳会談の準備を完了するために必要に応じて徐薫(ソ・フン)国家情報院長か鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が訪朝する可能性があると明らかにした。

任氏は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の非核化に向けた意欲は韓国の特使が既に確認しているが、南北の首脳が直接確認し声明に盛り込めば重要性が全く異なると指摘。

「首脳会談は非核化に向けた(北朝鮮の)意思を確認する見込みで、これについて北朝鮮との全面的な合意を期待している」と述べた。

共同声明は朝鮮半島の平和と非核化に加えて、南北間だけでなく米国を含む関係国との関係改善に焦点を当てる公算が大きいという。

任氏は「今回の首脳会談が重要なのは米国と北朝鮮の首脳会談の地ならしをし、(米朝韓の)3カ国首脳会議に道を開く可能性があるからだ」と説明した。

北朝鮮との経済協力は声明に盛り込まれない可能性が高いとしている。

[ソウル 17日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今ならうるせぇトリのスタンプGET!

【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>

ニュース速報

ワールド

日米で通商巡り違いあるのは事実=G20で麻生財務相

ワールド

北朝鮮、ICBM実験停止と核実験施設の廃棄を表明

ビジネス

富士フィルムと米ゼロックス、経営統合計画の再交渉目

ビジネス

日産、英工場で数百人削減へ ディーゼル車需要縮小=

MAGAZINE

特集:技能実習生残酷物語

2018-4・24号(4/17発売)

アジアの若者に技術を伝え、労働力不足を解消する制度がなぜ「ブラック現場」を生むようになったのか

人気ランキング

  • 1

    「何かがおかしい...」国のやり方を疑い始めた北朝鮮の人々

  • 2

    「ヒトラーが南米逃亡に使った」はずのナチス高性能潜水艦が見つかる 

  • 3

    アマゾン・エコーが、英会話の練習相手になってくれた

  • 4

    「僕はゲイリー19歳、妻は72歳」 青年が恋に落ちた5…

  • 5

    「家賃は体で」、住宅難の英国で増える「スケベ大家」

  • 6

    米中貿易戦争は中国に不利。習近平もそれを知ってい…

  • 7

    空自F2後継機、米ローキードがF22・35ベースの開発打…

  • 8

    おどろおどろしい溶岩の世界!?木星の北極の正体が…

  • 9

    こんなエコノミーは嫌だ! 合理的すぎる座席で、機…

  • 10

    隕石内のダイヤモンド、太陽系初期に存在した大型原…

  • 1

    「僕はゲイリー19歳、妻は72歳」 青年が恋に落ちた53歳上の女性とは

  • 2

    こんなエコノミーは嫌だ! 合理的すぎる座席で、機内はまるで満員電車?

  • 3

    アメリカの2度目のシリア攻撃は大規模になる

  • 4

    「何かがおかしい...」国のやり方を疑い始めた北朝鮮…

  • 5

    おどろおどろしい溶岩の世界!?木星の北極の正体が…

  • 6

    「家賃は体で」、住宅難の英国で増える「スケベ大家」

  • 7

    「ヒトラーが南米逃亡に使った」はずのナチス高性能…

  • 8

    地球外生命が存在しにくい理由が明らかに――やはり、…

  • 9

    金正恩は「裏切り」にあったか......脱北者をめぐる…

  • 10

    ヒトの器官で最大の器官が新たに発見される

  • 1

    日本の空港スタッフのショッキングな動画が拡散

  • 2

    ユーチューブ銃撃事件の犯人の奇妙な素顔 「ビーガン、ボディビルダー、動物の権利活動家」 

  • 3

    「家賃は体で」、住宅難の英国で増える「スケベ大家」

  • 4

    「金正恩を倒せ!」落書き事件続発に北朝鮮が大慌て

  • 5

    金正恩が習近平の前で大人しくなった...「必死のメモ…

  • 6

    「僕はゲイリー19歳、妻は72歳」 青年が恋に落ちた5…

  • 7

    ヒトの器官で最大の器官が新たに発見される

  • 8

    「パスタは食べても太らない」──カナダ研究

  • 9

    2度見するしかない ハマってしまった動物たちの異様…

  • 10

    金正恩がトランプに懇願か「あの話だけはしないで欲…

グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ 日本再発見 シーズン2
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版

SPECIAL ISSUE 丸ごと1冊 プーチン

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2018年4月
  • 2018年3月
  • 2018年2月
  • 2018年1月
  • 2017年12月
  • 2017年11月