最新記事

米朝関係

トランプ政権、北朝鮮への対応巡り「決断の時」迫る=国家情報長官

2018年2月14日(水)09時26分

2月13日、ダン・コーツ米国家情報長官(写真)は、北朝鮮の核開発がもたらす脅威に対し米国が行動を取ることができる時間は残りわずかになりつつあり、決断の時が近づいているとの見解を示した。ワシントンで撮影(2018年 ロイター/Leah Millis)

ダン・コーツ米国家情報長官は13日、北朝鮮の核開発がもたらす脅威に対し米国が行動を取ることができる時間は残りわずかになりつつあり、決断の時が近づいているとの見解を示した。

コーツ長官は上院情報委員会の公聴会で、北朝鮮は米国の「存亡に関わる」脅威になり得ると警告。今年も核・ミサイル関連の実験を続ける可能性は高いとの見方を示した。

「対応を巡り決断を下す時に差し掛かっている」と強調。「われわれは平和的解決を目指しており、あらゆる方法で北朝鮮に対し最大限の圧力をかけている」と語った。

ポンペオ中央情報局(CIA)長官は同じ公聴会で、南北対話の再開にもかかわらず、核開発を通じて米国に脅威を与え続けるという金正恩朝鮮労働党委員長の戦略に「変化の兆しはない」と言明。

ポンペオ氏は先月、北朝鮮が核ミサイルで米国を攻撃する能力を「数カ月で」獲得する可能性があると述べている。

北朝鮮情勢を巡っては、先月の南北対話再開を受けて米国内で先制攻撃論が後退。米政府は平昌冬季五輪後に南北が対話を深化させることを支持する姿勢を示してきた。同時に、北朝鮮に核・ミサイル開発放棄を迫るために、制裁を強化する必要性も強調してきた。

コーツ長官は公聴会で、北朝鮮が核兵器こそ(金正恩)体制存続を保証する手段と繰り返し表明していることについて、北朝鮮の指導部が「交渉によって核兵器を放棄するつもりはない」との意思表示だと分析。

「北朝鮮は2016年以降の相次ぐミサイル実験に続き、18年もさらなる実験を推進する可能性が高い。北朝鮮外相は、金(正恩)氏が太平洋上での大気圏核実験を検討している可能性があると述べた」と証言した。

[ワシントン 13日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>

ニュース速報

ワールド

豪首相、年内に訪中へ 貿易問題解消へ関係改善を模索

ワールド

メルケル独首相、中国訪問で相互市場アクセスや知的財

ワールド

中国住宅省、地方政府の不動産価格抑制策に対する検査

ビジネス

中国金融部門の開放、互恵の原則で実施へ=銀行保険監

MAGAZINE

特集:統一朝鮮本当のリスク

2018-5・22号(5/15発売)

人口7600万人の新国家が朝鮮半島に誕生したとき戦略なき日本は「地経学」的チャンスを失うかもしれない

人気ランキング

  • 1

    北朝鮮から軍将校と住民が「脱北」 19日未明に黄海上で韓国側へ亡命

  • 2

    韓国、アベンジャーズ1000万人の大ヒット その影でヤバすぎる誤訳問題が炎上

  • 3

    「英王室はそれでも黒人プリンセスを認めない」

  • 4

    脱北者の遺体を氷の上に放置......北朝鮮「国境警備…

  • 5

    イスラム教徒に豚とアルコールを強要する中国・ウイ…

  • 6

    「孤独のグルメ」が広がる韓国〜変わる韓国の日本食…

  • 7

    メーガン・マークルはダイアナの二の舞にはならない

  • 8

    北朝鮮の首都・平壌が「薬物中毒・性びん乱」で汚染…

  • 9

    美しいビーチに半裸の美女、「中国のハワイ」にまだ…

  • 10

    米でうつ病が5年で33%増、その理由は...

  • 1

    北朝鮮から軍将校と住民が「脱北」 19日未明に黄海上で韓国側へ亡命

  • 2

    北の「日本メディア外し」は日本への歪んだ求愛

  • 3

    愛犬が2足歩行し始めた! 近所をざわつかせたその正体は

  • 4

    米でうつ病が5年で33%増、その理由は...

  • 5

    韓国、アベンジャーズ1000万人の大ヒット その影で…

  • 6

    朝鮮半島「統一」の経済的恩恵は大きい、ただし......

  • 7

    「孤独のグルメ」が広がる韓国〜変わる韓国の日本食…

  • 8

    「英王室はそれでも黒人プリンセスを認めない」

  • 9

    左耳を失った米女性兵士、前腕で育てた耳の移植手術…

  • 10

    アメフト悪質タックル事件を、アメリカから考えると

  • 1

    北朝鮮から軍将校と住民が「脱北」 19日未明に黄海上で韓国側へ亡命

  • 2

    「いい加減にしないと暴動起こす」北朝鮮国民の不満が爆発寸前

  • 3

    「何かがおかしい...」国のやり方を疑い始めた北朝鮮の人々

  • 4

    北の「日本メディア外し」は日本への歪んだ求愛

  • 5

    左耳を失った米女性兵士、前腕で育てた耳の移植手術…

  • 6

    「売春島」三重県にあった日本最後の「桃源郷」はい…

  • 7

    愛犬が2足歩行し始めた! 近所をざわつかせたその正…

  • 8

    中身なし、マニュアル頼み、上から目線......「日本…

  • 9

    「クラスで一番の美人は金正恩の性奴隷になった」

  • 10

    14億人を格付けする中国の「社会信用システム」本格…

グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版

SPECIAL ISSUE 丸ごと1冊 プーチン

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2018年5月
  • 2018年4月
  • 2018年3月
  • 2018年2月
  • 2018年1月
  • 2017年12月