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がんリスク検査

コロナ禍でがん検診受診率が半減!──自宅にいながら、がんの検査ができる「サリバチェッカー」

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2020年12月25日(金)11時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ広告制作チーム

自宅にいながらにしてがんリスク検査ができる── photo: monzenmachi-iStock

<一生のうち、日本人の2人に1人はかかるといわれているがん。しかし、がんの早期発見が可能な検査が、今では自宅で受けられることをご存知だろうか。しかも、その方法はだ液を採取し送付するだけでいいのだという>

日本人の死因第一位となっているがん。国立がん研究センターのがん情報サービスによると、生涯がんに罹患する確率は男性65.5%、女性50.2%(2017年のデータ)。生涯がんで死亡する確率は男性23.9%、女性15.1%(2018年のデータ)となっている。

がんの罹患者は男女とも50歳代から80歳代くらいまで増加する。がんは早期発見すれば治る可能性は高いことを考えると、40歳前後という年齢はがんと向き合い始めるのに適した年齢といえるだろう。

しかし、男性の場合、がん検診は死亡数の多い肺がん、胃がん、大腸がんのみが対象。通常の人間ドックにおいても口腔がんやすい臓がん(以下、膵がん)については専門的な検査項目はなく、他疾患の検査などがきっかけで見つかることが多い。

特に膵がんは発生しても症状が出にくいため早期発見が難しい。発見されたときには約8割の人がすでにステージ4へ進行し、何もしなければ半年以内に亡くなってしまうこともある。野球監督の星野仙一氏やアップルの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏が、膵がんで亡くなったことは多くの人が記憶しているだろう。ただしステージ0の5年生存率は8割以上と、早期発見が重要であることが分かっている。

また、口腔がんについては50歳以上が約8割を占めるなど、高齢になるほど罹患率が高くなり、日本では増加している点も見逃せない。

人間ドックで見つからないがんが、だ液から検査できる

このような状況の中で注目されているのが、山形県鶴岡市に本社を構えるサリバテックが開発したがんリスク検査キットのサリバチェッカーである。同社の代表取締役社長を務めるのは消化器外科医であり、これまで膵がんの診療・研究に尽力してきた砂村眞琴氏。東北大学と慶應義塾大学先端生命科学研究所との共同プロジェクトからスタートし、2013年にサリバテックを創業。2017年にサリバチェッカーを実用化させた。

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サリバチェッカーのキット一式

サリバチェッカーの特徴は、人間のだ液で膵がん、口腔がん、肺がん、大腸がん、乳がんのがんリスクが検査できるというもの。だ液を採取するだけで簡単に行うことができ、2020年6月からは健康保険組合を通じて企業にも郵送レポート型検査として導入されるようになった。さらに、同年7月から12月までは、従来の通院型と郵送レポート型検査のハイブリッドとして、医療機関への申込後、自宅でだ液を採取し、医師説明を受けられるサービスを"サリバチェッカー@HOMEサービス"の名称でトライアルとして行った。好評のため2021年1月以降も継続することが決定している。

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