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スター・ウォーズ完結編『スカイウォーカーの夜明け』への道のり

ニューズウィークが選ぶ『スター・ウォーズ』ライトセーバー名勝負11戦

NEWSWEEK’S TOP Star Wars Duels

2020年1月10日(金)16時45分
ニューズウィーク日本版編集部

クワイ=ガン(左)とオビ=ワン(右)がダース・モールと死闘を繰り広げたのは、惑星ナブーの宇宙船格納庫の中。『エピソード1』の最も強烈で、最も愛されている場面の1つだ LUCASFILM/MOVIESTILLSDB

<最新作でのカイロ・レン vs レイの勝負を前に、忘れられないライトセーバー対決を『スター・ウォーズ』シリーズ全体から独自に選んだ。『スカイウォーカーの夜明け』公開を記念して12月半ばに発売した特別編集ムックより>

【1】ダース・モール vs オビ=ワン・ケノービ&クワイ=ガン・ジン

『エピソード1/ファントム・メナス』

オビ=ワンが一人前のジェダイになったことを証明した一戦。惑星ナブーで繰り広げられたこの場面で、謎の黒幕ダース・シディアスに仕えるモールは、柄の両側から刃が出るダブルブレイドのライトセーバーを振りかざす。
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宇宙船格納庫とエネルギー発生室を舞台とするこのバトルには、シリーズの対決シーンに共通する魅力が満載。敵の手ごわさもアクションの複雑さもピカイチだ。

終盤、後れを取ったオビ=ワンが師クワイ=ガンが殺されるのを目撃する最悪の瞬間が訪れ、オビ=ワン自身も窮地に陥るが、フォースが彼を救う。

【2】ジャンゴ・フェット vs オビ=ワン・ケノービ

『エピソード2/クローンの攻撃』

ナブーの元女王で元老院議員となったパドメ・アミダラの暗殺未遂事件の手掛かりを求めて惑星カミーノを訪れたオビ=ワンは、賞金稼ぎのジャンゴ・フェットと対決。

このシーンで、全身にさまざまな武器を備えたジャンゴの装甲服「マンダロア装甲」の威力が初めて披露された。

降りしきる雨の中、自身のクローンであるボバ・フェットと共に愛機で逃亡しようとしたジャンゴは、ライトセーバーを構えたオビ=ワンにブラスターを発射。装甲服に仕込まれたロケット砲でさらなる攻撃を仕掛けるが、戦いは引き分けに終わる。

【3】ドゥークー伯爵 vs ヨーダ

『エピソード2』

最強のジェダイであるヨーダがその手にライトセーバーを握って戦ったのは、シリーズ5作目となる本作が初めて。ヨーダの腕前はこの時まで謎に包まれていた。だが心配は無用。その軽やかな身のこなしはどんな名剣士も及ばない。

「この場面は失敗に終わるんじゃないかと死ぬほど怖かった」。監督を務めたシリーズの生みの親ジョージ・ルーカスは、本作のブルーレイ版に収録された音声解説でそう明かす。

緑色の小さな体でヨーダが戦うところは、「この作品における最大のリスク」で、「説得力のあるリアルなものにできるか、ばかげたジョークで終わってしまうのか」と自問したという。

【4】グリーバス将軍 vs オビ=ワン・ケノービ

『エピソード3/シスの復讐』

この度肝を抜くバトルは手に汗握るシーンの連続だ。惑星ウータパウで追い詰められた分離主義勢力の一員グリーバス。4 本の腕で4 本のライトセーバーを操るサイボーグであるグリーバスは、超高速でライトセーバーを回転させる。

やがて劣勢に陥って逃げ出すグリーバスを、オビ=ワンは猛スピードで追跡。勝負を決めたのは、ジェダイらしからぬ無粋な攻撃だ。オビ=ワンはブラスター銃を撃ち、とどめを刺す。

【参考記事】ダース・ベイダーは「ルーク、私がおまえの父親だ」と言っていない!

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