- HOME
- Picture Power
- 【写真特集】コロナ禍でドライブインシアター人気が再…
【写真特集】コロナ禍でドライブインシアター人気が再び
DRIVE-IN NATION
Photographs by LAURA MORTON
『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』を上映するペンシルベニア州ディルズバーグのハーズ・ドライブイン。ドライブインシアターでの新作上映はまれだったが、コロナ禍では珍しくない
<全米各地のドライブインで、人々は孤独と連帯感の入り交じった体験を共有している>
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)のさなか、アメリカの至る所で人々は、社会的距離を取りながら一体感を味わえる場所を求めている。それが実現できるのは、古き良き時代のアメリカにおなじみの場所――ドライブインシアターだ。
持病を抱える私はコロナ禍の当初、社会的距離を過剰に気にしていた。公共の場で唯一安心できたのは、自家用車の中。車内では殻に守られながら、他人と交流できる。
ドライブインシアターはアメリカ文化の核心と密接に結び付く。個人の自由やアウトドア願望、車、ジャンクフード、そしてハリウッドだ。1950年代の4000カ所超からは激減したが、今でも約305のシアターが残る。
パンデミックで屋内型映画館が次々と休館するなか、新たな客層が加わったドライブインもあれば、休業状態から復活を遂げたところもある。全米各地のドライブインで、人々は孤独と連帯感の入り交じった体験を共有している。
―ローラ・モートン
この筆者のコラム
【写真展】情景の「やまびこ」が日本とカナダで共鳴する 2024.04.03
【写真特集】青いシートが可視化した 不可視の人々 2024.01.23
【写真特集】ウクライナ戦争、フォトジャーナリスト93人の証言 2023.11.10
【写真特集】相撲少女の情熱に魅せられた写真家の切なる願い 2023.10.27
【写真特集】香港から脱出した写真家が最後に描いた 今はなき故郷 2023.10.25
【写真特集】ポーランドの露骨すぎる難民選別 2023.09.02
【写真特集】破壊の下に横たわるトルコ1万年の歴史 2023.08.26