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今年も米でサル痘感染確認、マサチューセッツ州で1人

2022年05月19日(木)14時51分

 5月19日、米マサチューセッツ州公衆衛生局は、1人の男性のサル痘感染を確認したと発表した。写真は発疹の出た患者の手。提供写真(2022年 ロイター/CDC)

[18日 ロイター] - 米マサチューセッツ州公衆衛生局は18日、1人の男性のサル痘感染を確認したと発表した。カナダに最近行っていたという。米疾病対策センター(CDC)も同日、サル痘ウイルスであることを確認したと発表した。

州公衆衛生局によると、CDCや地元の関係部署と連絡を取り、感染経路を追跡している。男性は入院して状態は良好だとし、「公衆へのリスクがあるケースではない」とした。

カナダの公衆衛生当局も同日に声明を出し、欧州でサル痘が報告されていることは認識しているとした上で、現在の状況を注視するとした。

サル痘は1970年代にコンゴ(旧ザイール)で最初に報告され、主に西アフリカと中央アフリカで発生。天然痘に似ているが、より軽いとされる。発熱や頭痛や顔から始まる発疹などの症状が出る。

マサチューセッツ州公衆衛生局によると、サル痘ウイルスは人と人の間で感染することはまれだが、衣服などについた体液などを通じ感染する可能性はある。米国では昨年、テキサス州とメリーランド州で1人ずつ報告され、いずれも直近にナイジェリアに渡航していた。

ロイター
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