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EXCLUSIVE-中国証券当局、外銀幹部と会合 経済巡る懸念払拭に向け=関係筋
関係筋によると、中国証券監督管理委員会(CSRC)は今週、西側の大手銀行や資産運用会社の幹部らと会合を開き、経済の先行きに関する懸念払拭に努めた。2021年7月、北京で撮影(2022年 ロイター/Tingshu Wang)
[香港 28日 ロイター] - 関係筋によると、中国証券監督管理委員会(CSRC)は今週、西側の大手銀行や資産運用会社の幹部らと会合を開き、経済の先行きに関する懸念払拭に努めた。
会合は25日、CSRCの方星海副主席が主催し、10社以上の外資系金融機関が参加。オンライン形式で行われた。
ブラックロック、クレディ・スイス、フィデリティ・インターナショナル、ゴールドマン・サックス、JPモルガン、モルガンスタンレー、UBSなどの幹部が出席したという。
関係筋によると、方氏は会合で、今年は経済成長を優先し「相当な成長率」を達成すると述べた。また、2021年に導入した規制改革が経済成長に影響を与えることを指導部は理解しているが、その痛みを容認する考えだと述べた。
しかし同筋は、5年に1度の共産党大会をはじめ重要なイベントが予定されているため、2022年はこれまでとは異なる年になるだろうと語った。
ロイターはCSRCにコメントを求めたが、現時点で応答はない。フィデリティとUBSはコメントを控えた。他の企業はコメントの要請に応じていない。
関係筋によると、方氏は、ニューヨークでの中国企業の上場に関する規制の調整で米中は進展していると強調。6月もしくはそれより早い時期までに「前向きなサプライズ」がある可能性があると語った。