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仏コロナ入院2.5万人超、20年11月以来の大幅増
フランス保健省は17日、新型コロナウイルス感染症による入院が前日から888人増加し、2万5775人になったと発表した。フランスで撮影(2022年 ロイター/Stephane Mahe)
[パリ/アムステルダム/コペンハーゲン/ワルシャワ 17日 ロイター] - フランス保健省は17日、新型コロナウイルス感染症による入院が前日から888人増加し、2万5775人になったと発表した。1日の増加としては2020年11月初旬以来の最多となったほか、入院者が2万5000人を超えるのは20年12月17日以来初めて。
集中治療室(ICU)で治療受けている患者も増加し、3913人に達した。
17日時点の新規感染者は10万2144人。
フランス議会は16日、新型コロナワクチン接種証明「ワクチンパス」を導入する法案を可決した。レストランやカフェ、映画館、長距離列車などの公共施設の利用にはパスの提示が必要となる。
オランダでは、過去24時間に確認された新型コロナ新規感染者が4万2000人と、過去最多を記録した。
オランダのルッテ首相は先週14日、感染者が記録的水準に達しているものの、ロックダウン(都市封鎖)を一部解除し、店舗や美容室、ジムの営業を再開すると発表した。
デンマークでも過去24時間の新規感染者が過去最多の2万8780人に達し、入院者も800人超と、過去1年で最多となった。
しかし、感染の主流となっているオミクロン変異株感染による症状が比較的軽度にとどまっている様子を踏まえ、コロナ対策として1カ月にわたり閉鎖されていた映画館や美術館などが17日に再開された。
また、ポーランド保健省は、感染第5波に突入したとし、オミクロン株流行に伴う「感染のピークは2月半ばとなる見込みで、ピーク時の感染者は1日当たり約6万人に達する可能性がある」と警鐘を鳴らした。