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トルコ利下げは「失策」、資金調達への影響を注視=フィッチ

2021年10月23日(土)05時12分

格付け会社フィッチ・レーティングスのトルコ担当シニア・ディレクター、エーリッヒ・アリスペ氏は22日、トルコ中央銀行が21日に利下げを行ったことは「失策」だとし、金融機関や企業の資金調達に与える影響を注視すると述べた。 2020年1月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[イスタンブール 22日 ロイター] - 格付け会社フィッチ・レーティングスのトルコ担当シニア・ディレクター、エーリッヒ・アリスペ氏は22日、トルコ中央銀行が21日に利下げを行ったことは「失策」だとし、金融機関や企業の資金調達に与える影響を注視すると述べた。 ロイターとのインタビューに答えた。

同氏は、トルコの金融緩和は時期尚早であり、政治的な影響を受けていると思われる上、中銀には急落した通貨リラを防衛する余力がほとんどないと指摘。「われわれが注目しているのは、このような政策上の誤り、つまり時期尚早の緩和が、特に銀行や企業の外部からの資金調達の減少にどの程度つながるかだ」とした。

トルコ中央銀行は21日の政策決定会合で、主要政策金利の1週間物レポレートを18.00%から16.00%に2.00%ポイント引き下げた。予想よりも大幅な利下げを受け、リラは過去最安値を更新した。

ロイター
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