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独首相候補TV討論、ショルツ氏が3回目も勝利 投票まで1週間
26日に総選挙を控えたドイツで19日、投票前最後となる3回目の候補者テレビ討論会が行われ、直後の世論調査では中道左派・社会民主党(SPD)のショルツ財務相(左)が勝者との結果が示された。ベルリンで撮影(2021年 ロイター/Michele Tantussi)
[フランクフルト/ベルリン 19日 ロイター] - 26日に総選挙を控えたドイツで19日、投票前最後となる3回目の候補者テレビ討論会が行われ、直後の世論調査では中道左派・社会民主党(SPD)のショルツ財務相が勝者との結果が示された。メルケル首相の後任として最有力候補の地位を固めた。
保守与党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)のラシェット党首は世論調査で一貫してショルツ氏にリードされており、追い上げが課題となっていた。
ショルツ氏は社会的不平等の問題を巡りラシェット氏を非難し、自身が首相に就任すれば最低賃金を時給12ユーロ(14.08ドル)に引き上げると改めて表明した。CDUはこれに反対している。
討論会ではこのほか、気候変動やデジタル化、安全保障なども議論。直後の世論調査ではショルツ氏が勝者となり、一連の討論会は同氏の全勝となった。
これより先、ビルト紙日曜版の委託でINSAが実施した調査では、SPDの支持率が前週から横ばいの26%、CDU・CSUは0.5%ポイント伸ばして21%となった。
首相候補者の支持率はこれまでの世論調査でさらに大きくなっており、ラシェット氏がショルツ氏に対し苦戦を強いられる公算だ。