ニュース速報

ワールド

GoToキャンペーンの延期、全く考えていない=官房長官

2020年07月13日(月)17時27分

 7月13日、菅官房長官は、観光割引のGoToキャンペーンを延期しないのかとの質問に対し、延期する考えは全くないとの見解を示した。写真は4月、羽田空港で撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 13日 ロイター] - 菅義偉官房長官は13日午後の会見で、観光割引のGoToキャンペーンが7月22日からスタートすることになっている一方、東京都などでの新型コロナウイルス感染者が増加しており、同キャンペーンを延期しないのかとの質問に対し、延期する考えは全くないとの見解を示した。

コロナ感染者の増加で旅行に対する不安感が高まっているが、菅官房長官は「感染状況を注視しているが、感染拡大防止と社会・経済の回復を図ることを両立させることが大事であるというのが政府の基本方針である」と指摘。7月22日からGoToキャンペーンをスタートさせることが逆効果との見方を否定。延期についても「全く考えていない」と述べた。

菅官房長官が感染者の半分を東京都内の感染者が占め、「東京問題」と発言したことに対し、東京都の小池百合子知事がGoToキャンペーンなど政府の問題と反論したことには「コメントは差し控えたい」と述べるにとどまった。

一方、安倍晋三首相が13日、熊本県の豪雨被害の被災地を視察し、4000億円超の対策費を予備費から支出する方針を打ち出したことに関連し、菅官房長官は地元のニーズを十分にくみ取って、早急に具体的な政策対応パッケージを作成したいと表明した。ただ、いつまでに取りまとめるのか具体的な時期は明言しなかった。

(田巻一彦 編集:内田慎一)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

世界EV販売は年内1700万台に、石油需要はさらに

ビジネス

米3月新築住宅販売、8.8%増の69万3000戸 

ビジネス

円が対ユーロで16年ぶり安値、対ドルでも介入ライン

ワールド

米国は強力な加盟国、大統領選の結果問わず=NATO
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 2

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の「爆弾発言」が怖すぎる

  • 3

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親会社HYBEが監査、ミン・ヒジン代表の辞任を要求

  • 4

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 5

    「なんという爆発...」ウクライナの大規模ドローン攻…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 8

    ロシア、NATOとの大規模紛争に備えてフィンランド国…

  • 9

    イランのイスラエル攻撃でアラブ諸国がまさかのイス…

  • 10

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 7

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 8

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 9

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 10

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中