ニュース速報

ワールド

情報BOX:新型コロナウイルスを巡る海外の状況(5日現在)

2020年06月05日(金)19時17分

米疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド局長は4日、新型コロナウイルス感染が拡大した都市を中心に、抗議活動参加者は検査を受けることを「真剣に検討する」必要があると述べた。写真はミネソタ州ミネアポリスで暴行死した黒人男性の追悼式の様子(2019年 ロイター/LUCAS JACKSON)

[5日 ロイター] -

> フィリピン失業率、4月は17.7%で過去最高 ロックダウンが影響

フィリピンの4月の失業率は、新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウン(都市封鎖)の影響で過去最高の17.7%に上昇した。

> コロナ封鎖中の飲酒、「減った」が「増えた」上回る 9カ国で調査

新型コロナウイルスによるロックダウン(封鎖)や外出自粛期間中、飲酒量は減ったとの調査が明らかになった。

> 英仏中銀総裁が気候変動への行動主張、「誰も自主隔離できない」

英国とフランスの中銀総裁が、政府は新型コロナウイルス危機の後、次なるショックである気候変動に対応するため経済を立て直さなければならないとの見解を表明した。

> 豪政府が外国投資法を大幅改定、安全保障上のリスクに対応

オーストラリア政府は5日、約50年ぶりとなる大幅な外国投資法の改定を発表した。2021年1月1日からの施行を目指す。安全保障上のリスクが生じる場合、事業売却を命じる権限を政府に与える内容などが盛り込まれている。

> 〔焦点〕トランプ大統領に「三重の試練」、支持率の危機

次から次へと危機に見舞われているトランプ大統領は、かつてない政治的危機にあるように見える。

> 〔情報BOX〕新型コロナウイルス、世界の感染者663万人超 死者39万人

ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で663万人を超え、死者は39万0080人となった。

> シンガポール、コロナ追跡でウエアラブル端末配布を計画 全住民に

シンガポール政府は5日、新型コロナウイルス感染者の接触者を追跡するウエアラブル端末を近く導入する方針を明らかにした。順調にいけば約570万人の居住者全員に配布する計画という。

> 抗マラリア薬のリスク指摘した研究論文撤回、コロナ治療で データに問題

抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」が新型コロナウイルス患者の死亡リスク増大と関連があるとした研究報告について、共同著者のうち3人が4日、使われたデータの質と信ぴょう性に疑問があるとして報告を撤回した。

> アビー・ロード・スタジオ、ロックダウンによる休業経て再開

新型コロナウイルス拡大を防止するためのロックダウン(都市封鎖)により休業していたロンドンの録音スタジオ「アビー・ロード・スタジオ」が4日、再開した。同スタジオが休業するのは90年の歴史上初。

> 中国本土のコロナ新規感染者は5人、無症状3人

中国国家衛生健康委員会は5日、新型コロナウイルスの感染者が4日に新たに5人確認されたと発表した。新規の無症状感染者は3人だった。

> 米CDC、インフルワクチン確保に注力 コロナと同時流行懸念=高官

米政府はインフルエンザの流行とCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の第2波が同時に発生し医療崩壊が起きないよう、製薬会社と協力して十分な量のインフルエンザワクチンを確保するよう努めている。政府高官が4日明らかにした。

> 豪NSW州、米黒人男性死亡巡るシドニーでのデモ阻止へ法的措置

オーストラリアのニューサウスウェールズ(NSW)州当局は5日、米国で黒人男性が白人警官に暴行され死亡した事件を巡り6日に州都シドニーで予定されているデモを阻止する法的措置に動いた。大規模な集会となり、新型コロナウイルスの感染拡大につながるリスクがあるため。

> 〔アングル〕無症状者に感染力はないのか、中国発表に残る疑念

中国当局によると、新型コロナウイルスが最初に確認された武漢で無症状の感染者300人を調べたところ、他の人々への感染は確認できなかった。各国が外出制限措置などの緩和を進めるなかで、これは心強い情報かもしれない。

> 5月の中国金販売、前月比54%増

中国国営テレビが4日、中国金協会の話として報じたところによると、5月の同国の金販売量は前月比54%増加した。

> 20年の世界鉄鋼需要、6.4%減の見通し 21年は回復見込む=協会

世界鉄鋼協会(WSA)は4日、2020年の世界鉄鋼需要が6.4%減の16億5000万トンにとどまるとの予測を発表した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)により工業と建設業が打撃を受けたことが減少の要因だが、21年は回復を見込む。

> ワクチン普及支援に88億ドル、官民組織が目標上回る資金確保

発展途上国へのワクチン普及に取り組む官民組織「GAVIワクチンアライアンス」は4日、資金を募るための英政府主催の「世界ワクチンサミット」で、各国政府や企業、慈善団体などから88億ドルが集まったと発表した。金額は目標の74億ドルを上回った。

> 英国、15日から公共交通機関でマスクなど着用義務付け

英国のシャップス運輸相は4日、同国でバス、鉄道、航空機、フェリーを利用する際、乗客はマスクなどで顔を覆うことが義務付けられると発表した。6月15日から実施する。新型コロナウイルス感染拡大抑制のための規制が緩和されるにつれ、公共交通機関の利用が増加することが見込まれるため。

> アルゼンチン、ブエノスアイレスなどで都市封鎖延長 6月下旬まで

アルゼンチン政府は4日、首都ブエノスアイレスなど、新型コロナウイルス感染者が多い一部地域について、ロックダウン(都市封鎖)を3週間延長し、6月28日までにすると発表した。

> メキシコ、新型コロナ新規感染者が連日過去最多 死者816人増

メキシコ保健省が4日に発表した新型コロナウイルスの新規感染者は4442人となり、前日に記録した過去最多を更新した。死者も816人増加した。

> 高級車ベントレー、英で約1000人削減へ コロナ禍で=BBC

英BBCは4日、独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、ベントレーが英国で約1000人の人員を削減すると伝えた。新型コロナウイルスの感染拡大が影響した。

> ブラジルの新型コロナ死者、イタリア抜き世界3番目に

ブラジルの新型コロナウイルス感染による死者数が4日、イタリアを上回った。同国保健省の発表によると、死者数は過去24時間に1437人増え、3万4021人となった。米国、英国に次いで世界で3番目に多い。

> 米抗議デモ、被害受けた企業に損害の補償を=カリフォルニア州知事

米カリフォルニア州のニューソム知事(民主党)は4日、黒人暴行死事件に端を発する抗議デモで被害を受けた企業について、損害が補償されるべきとの考えを示した。

> カナダ、新型コロナ感染拡大ペースが鈍化 特定地域に集中

カナダ公衆衛生局は4日、同国における新型コロナウイルス感染拡大のペースが大幅に鈍化しており、過去2週間は感染の90%がオンタリオ州とケベック州に集中しているとのデータを発表した。

> 英消費者信頼感指数、5月後半は2009年以来の低水準

市場調査会社GfKが5日に発表した5月後半の英消費者信頼感指数はマイナス36となり、前半のマイナス34からさらに低下した。

> ドイツ経済諮問委、20年成長率予想をマイナス6─7%に引き下げ

ドイツ政府の経済諮問委員会は、2020年の成長率について、新型コロナウイルス流行の影響でマイナス6─7%になる見込みとし、3月時点から見通しを引き下げた。同委員会のラルス・フェルト委員長が5日、独紙フンケに対し明らかにした。

> 〔BREAKINGVIEWS〕ラガルド氏、前任者に吹かなかった財政の追い風を享受

ある人物の器量は危機を迎えた際にはっきりと分かるものだ。そうだとしても、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁の場合、評価が幾分割り増しされているように見える。

> ポルトガルGDP、新型コロナで今年は6.9%のマイナス成長=首相

ポルトガルのコスタ首相は4日、新型コロナウイルスの世界的流行の影響から、今年の同国国内総生産(GDP)が6.9%減少するほか、失業率は9.6%に上昇する公算が大きいとの予想を示した。

> インド、地方でも感染広がる 多くは帰省した出稼ぎ労働者

インド国内の7つの州のデータによると、国内の新型コロナウイルスの感染は、都市部にいた多数の出稼ぎ労働者が帰省することで、地方でも広がりつつある。

> BUZZ-外株:米スラックが時間外16%安、四半期売上高に投資家失望

*ビジネス対話アプリを手掛ける米スラック・テクノロジーズが時間外取引で16%安。四半期売上高の伸びがさえず、リモートワークの拡大で需要急増を見込んでいた投資家の失望売りがかさんだ。

> EU、新型コロナワクチン確保に向け27億ドルの緊急基金活用へ

欧州連合(EU)は24億ユーロ(27億ドル)の緊急基金を有望な新型コロナウイルスワクチンの確保に使う準備を進めており、3日に開かれた外交官会議で協議した。複数のEU当局者がロイターに明らかにした。

> ドイツの新型コロナ経済対策は「非常に好ましい」=欧州委員

欧州連合(EU)欧州委員会のジェンティローニ委員は4日、ドイツが打ち出した総額1300億ユーロの新型コロナウイルス経済対策を高く評価した。

> 米企業の破産法適用申請、5月は前年比48%増加

米国で企業の連邦破産法11条の適用申請件数は、5月に前年比48%増加した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う休業などが響いた。American Bankruptcy Institute(ABI)が4日に発表した。

> 米ギャップ、第1四半期は大幅赤字 新型コロナで店舗休業響く

米衣料品小売大手ギャップが4日発表した第1・四半期(5月2日終了)決算は、9億3200万ドルの赤字となった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う店舗休業を受け一部資産で評価損を計上したことが響き、株価は引け後の時間外取引で約5%下落した。

> 抗マラリア薬とコロナ患者死亡リスク巡る研究撤回、データに問題

抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」が新型コロナウイルス患者の死亡リスク増大と関連があるとした研究報告について、執筆した研究者3人が4日、使われたデータの質に疑問があるとして報告書を撤回した。

> アメリカン航空、7月の国内運航便を大幅拡大 株価急騰

アメリカン航空グループは4日、7月に国内運航便を大幅に拡大すると発表した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響により、国内便の輸送能力は5月に前年同月の20%、6月は25%に低下していたが、7月は55%以上に引き上げる。

> 抗議デモ参加者はコロナ検査を、NY州知事が要請 感染拡大懸念

ニューヨーク州のクオモ知事は4日、米中西部ミネソタ州で発生した白人警官の暴行による黒人男性死亡事件を受けた抗議デモが新型コロナウイルスの感染を拡大させる可能性があるとし、デモ参加者に検査を受けるよう呼び掛けた。

> 米抗議活動参加者、新型コロナ検査受ける必要=CDC局長

米疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド局長は4日、新型コロナウイルスの感染拡大が収束しない中で、白人警官の暴行による黒人男性死亡事件を受けた抗議活動が全国的に拡大していることについて、感染が拡大した都市を中心に、抗議活動参加者は新型ウイルス検査を受けることを「真剣に検討する」必要があると述べた。

> スペイン、仏・ポルトガル国境再開案を後退 「なお検討中」

スペインのマロト観光相は4日、新型コロナウイルスの流行で往来を規制していたフランスとポルトガルとの国境を6月22日に全面開放すると述べたが、政府筋はその後、計画をなお検討しているとトーンダウンさせた。

> アストラゼネカ、コロナワクチン候補20億回分生産へ 従来計画から倍増

英製薬アストラゼネカは4日、世界最大のワクチンメーカーなどとの新たな提携を発表し、今年から来年にかけて新型コロナウイルスのワクチン候補20億回分の生産が可能になるとの見通しを示した。従来の生産見通しから倍増する。

> 大規模集会禁止の香港で追悼行事、天安門事件から31年

中国の民主化運動が武力弾圧された1989年の天安門事件から31年を迎えた4日、香港で追悼行事が行われた。新型コロナウイルス感染を理由に大規模集会が禁止されているにもかかわらず、大勢の市民が街頭でろうそくを灯し、黙とうをささげた。

> スウェーデン、国内旅行制限を13日解除 専門家は感染増を警告

スウェーデンのロベーン首相は4日、新型コロナウイルス流行を受けたで国内の旅行制限を13日から解除すると発表した。症状のない国民は別荘への旅行や親族の訪問が許される。

> フィンランド、EUコロナ復興基金案を拒否 倹約4カ国に同調

フィンランド政府は4日、欧州委員会が新型コロナウイルス流行で打撃を受けた域内経済への支援策として提案した7500億ユーロの復興基金について、現行案では拒否すると発表した。

> 米失業率、年末には10%下回る=労働長官

スカリア米労働長官は4日、5月に19.8%に上昇したとみられている米国の失業率について、新型コロナウイルス感染拡大抑制策の緩和に伴い、年末には10%を下回る水準に低下するとの見方を示した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

記録的豪雨のUAEドバイ、道路冠水で大渋滞 フライ

ワールド

インド下院総選挙の投票開始 モディ首相が3期目入り

ビジネス

ソニーとアポロ、米パラマウント共同買収へ協議=関係

ワールド

トルコ、経済は正しい軌道上にあり金融政策は十分機能
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の衝撃...米女優の過激衣装に「冗談でもあり得ない」と怒りの声

  • 3

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離れ」外貨準備のうち、金が約4%を占める

  • 4

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 5

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 6

    「イスラエルに300発撃って戦果はほぼゼロ」をイラン…

  • 7

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 8

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 9

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 10

    紅麴サプリ問題を「規制緩和」のせいにする大間違い.…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体は

  • 4

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 5

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 9

    帰宅した女性が目撃したのは、ヘビが「愛猫」の首を…

  • 10

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中