ニュース速報

ワールド

情報BOX:新型コロナウイルスを巡る海外の状況(3日現在)

2020年06月03日(水)19時44分

 6月3日、韓国は、新型コロナウイルス対策に向けた35兆3000億ウォン(288億ドル)の第3次補正予算を発表した。写真はソウルで4月撮影(2020年 ロイター/Heo Ran)

[3日 ロイター] -

> 英中銀総裁、対EU交渉時間切れへの備えを銀行に要請=スカイ

イングランド銀行(英中銀)のベイリー総裁は、英政府と欧州連合(EU)の交渉が今年末までの移行期間中にまとまらなかった事態への準備を強化するよう国内の主要銀行に要請した。英スカイニュースが3日、伝えた。

> ドイツ、EU・シェンゲン圏・英との往来禁止を6月15日に解除へ

ドイツのマース外相は3日、欧州連合(EU)加盟国、英国、シェンゲン協定に参加しているアイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタイン、スイスとの往来禁止措置について、当該国が入国禁止や大規模なロックダウンを実施していなければ6月15日から解除する方針を明らかにした。

> 独失業者数、5月は前月比23.8万人増 予想上回る

ドイツ連邦雇用庁が3日発表した5月の失業者数(季節調整後)は前月比23万8000人増の287万5000人だった。新型コロナウイルスの感染拡大により労働市場が打撃を受けている。

> インドの新型コロナ感染者、20万人突破 ピークはかなり先に

インド保健当局は3日、新型コロナウイルスの感染者が前日から8909人増えて20万7615人になったと発表した。1日の増加数は過去最大級だが、ピークは数週間先になるとみられている。

> 第1四半期スイスGDPは前期比-2.6%、貿易やサービス業に打撃

スイス経済省経済管理局(SECO)が発表した第1・四半期の実質国内総生産(GDP)は、前期比2.6%減少、前年比1.3%減少した。新型コロナウイルスの世界的流行で生産が落ち込んだ。

> インドの5月サービスPMIは12.6、見通しも低く急回復見込めず

日本経済新聞社とIHSマークイットが発表した5月のインドのサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は12.6となり、過去最低だった前月の5.4から上昇したが、極めて低い水準にとどまった。

> 独ルフトハンザ、第1四半期は21億ユーロの最終赤字

独航空大手ルフトハンザが発表した第1・四半期決算は最終損益が21億ユーロ(23億5000万ドル)の赤字となった。新型コロナウイルスの世界的大流行が航空業界を直撃する中、保有資産の減損処理が響いた。

> 〔情報BOX〕新型コロナウイルス、世界の感染者639万人超 死者37.9万人

ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で639万人を超え、死者は37万9433人となった。

> 仏アクサが配当予想を半減、新型コロナで現金確保

仏保険大手アクサは3日、新型コロナウイルス流行を受けて現金を確保するため、1株当たりの配当予想を従来の1.43ユーロから0.73ユーロに下方修正した。

> インドネシア、20年財政赤字はGDP比6.34%に拡大へ=財務相

インドネシアのスリ・ムルヤニ・インドラワティ財務相は3日、2020年の財政赤字は国内総生産(GDP)比6.34%に拡大するとの見通しを示した。新型コロナウイルス対応と景気対策に伴う財政出動が理由。

> 独自動車メーカー、生産・輸出見通しが改善=IFO

ドイツのIFO経済研究所が3日公表した調査結果によると、同国自動車メーカーの生産と輸出に対する見通しが改善したことが分かった。

> エミレーツ航空、今後数カ月間で今後の保有機数を決定へ=社長

アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空のティム・クラーク社長は2日、将来保有する航空機の数について、今後数カ月間で決定するとの方針を示した。

> 韓国、レムデシビルの輸入を承認 新型コロナ治療向け

韓国食品医薬品安全庁は3日、新型コロナウイルス感染症治療薬として米ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「レムデシビル」を輸入することを承認したと発表した。

> 中国本土のコロナ新規感染者は1人、無症状感染者4人

中国国家衛生健康委員会は、今月2日の新型コロナウイルス新規感染者が1人だったと発表した。海外からの渡航者だった。

> ロシア、来年末までの経済対策に730億ドル投入へ=首相

ロシアのミシュスチン首相は2日、プーチン大統領に対し、2021年末までの期間に経済対策として総額5兆ルーブル(730億ドル)を投じる方針を示した。発言の様子はテレビ放送された。

> 入国者の隔離、コロナ第2波防止に不可欠=英内相・運輸相

英国のパテル内相とシャップス運輸相は2日遅く、同国のテレグラフ紙に寄稿し、今月8日に導入する外国からの入国者に対する隔離措置について、新型コロナウイルスの感染第2波を防ぐ上で不可欠だとの認識を示した。

> 豪NSW州、13日から一部スポーツ施設を再開

オーストラリアのニューサウスウェールズ州(NSW)で、6月13日から一部のスポーツ施設が再開される。当局者が2日、明らかにした。同州では過去約1週間、新型コロナウイルスの市中感染が確認されていない。

> トランプ大統領、ノースカロライナ州での共和党大会開催を断念

米ノースカロライナ州のクーパー知事(民主党)が8月に同州シャーロットで予定される共和党全国大会について、大規模開催を認めない考えを表明したのを受け、トランプ大統領は2日、他の州での開催を余儀なくされたとツイッターに投稿した。

> 韓国、290億ドル規模の第3次補正予算を発表

韓国は3日、新型コロナウイルス対策に向けた35兆3000億ウォン(288億ドル)の第3次補正予算を発表した。新型コロナ感染症のパンデミック(世界的大流行)で打撃を受ける国内経済を支援する同国の景気刺激策は同予算を含めると総額270兆ウォンとなり、国内総生産(GDP)の約14%に相当する。

> ロヒンギャ難民、初のコロナ死者 バングラデシュのキャンプで

バングラデシュ政府当局者は2日、国内の難民キャンプで、ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャの男性(71)が新型コロナウイルスに感染して死亡したことを明らかにした。

> 米ファイザー、上場バイオテク企業に最大5億ドル投資へ

米製薬大手ファイザーは2日、上場バイオテクノロジー会社に最大5億ドルを投資する計画を明らかにした。こうした企業の治療薬候補の開発に資金を提供するとともに、ファイザーが持つ科学的専門知識を利用できるようにする。

> 新型コロナ対応巡り英政府が体制刷新、首相の直接指揮下に=英紙

ジョンソン英首相は、新型コロナウイルス感染拡大に対応する政府の体制を見直し、自らの「直接の指揮下」に置く考えだ。英紙テレグラフが2日に報じた。

> 英国、マイノリティーにコロナ犠牲のリスク高く=当局調査

英公衆衛生庁(PHE)は2日、同国では新型コロナウイルスに感染した場合の致死率が、黒人とアジア人でより高いとのリポートを公表した。

> 米Wファーゴ、独立系自動車ディーラー向け新規融資打ち切りへ

米銀大手ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)は、独立系自動車ディーラーの大半に対する新規融資を打ち切る。新型コロナウイルス危機に伴う事業方針の見直しの一環。広報担当者が2日明らかにした。

> メキシコ、新型コロナ新規感染者3891人 過去最多更新

メキシコの保健当局は2日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3891人確認されたと発表した。1日当たりの新規感染者数としては過去最多となった。

> インド、レムデシビルの緊急使用を承認 投与は5日に限定

インド政府は2日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として日本で特例承認された、米製薬ギリアド・サイエンシズの「レムデシビル」について、患者への5日の投与を認める緊急使用を承認したと発表した。

> ロシア国防相、24日の軍事パレードに米国防長官を招待

ロシアのショイグ国防相はエスパー米国防長官と電話で会談し、6月24日に行われる対独戦勝記念パレードに同長官を招待した。ロシア国防省が2日明らかにした。エスパー氏が受け入れたかは不明。

> ブラジルの新型コロナ、1日当たりの死者が最多を更新

ブラジルで新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない。保健省の2日夜の発表によると、過去24時間に死亡した人の数は1262人で、過去最多を更新した。

> アジア株は5月に1.8%上昇、PER10年ぶり高水準

アジア株は5月に入って世界的な株高の流れに乗る形となり、31日時点のバリュエーションが10年ぶりの高水準に達した。新型コロナウイルス感染拡大で止まっていた経済活動が再開したことや、中央銀行の金融緩和が追い風になった。

> 米ノースカロライナ州知事、共和党大会の大規模開催「あり得ない」

米ノースカロライナ州のクーパー知事(民主党)は2日、大統領選に向けて与党共和党が同州シャーロットで8月に予定する全国大会について、党側が求める大規模開催の受け入れを拒否し、新型コロナウイルス流行を踏まえて縮小するよう求めた。

> EU、医薬品規則見直しへ ワクチンや抗生物質不足に対処

欧州連合(EU)欧州委員会は2日、ワクチンや抗生物質の不足を緩和するとともに、医薬品の入手を容易にすることを目的に、製薬に関する規則の改革に着手した。

> ドバイ、3日からショッピングモールと民間企業活動を全面再開

ドバイは3日から、すべてのショッピングモールと民間企業の全面再開を許可する。政府広報室が明らかにした。

> 米配車リフト、5月利用者が前月比26%増 時間外で株価上昇

米配車サービス大手リフトは2日、5月の利用者が前月比26%増加したと発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動規制を段階的に緩和している都市を中心に需要が伸びているという。

> 独経済、今年は予想以上に悪化も=経済相

ドイツのアルトマイヤー経済相は2日、同国経済は今年、従来予想以上に悪化する可能性があるとの見方を示した。

> 新型コロナ、新興国に「消えることのない傷」残す=世銀

世界銀行は2日に公表した世界経済見通しに関する報告書で、新型コロナウイルス感染拡大やそれに伴う景気後退(リセッション)が、発展途上国と新興国に「消えることのない傷」を残すとし、産油国と金融危機に直面している国への打撃が特に大きいと指摘した。

> トヨタ、米需要が予想以上に回復 5月販売は26%減

自動車メーカー各社は2日、5月の米自動車販売実績を発表し、一部は予想を上回る内容となった。また米メーカーは新型コロナウイルス危機からの需要回復を受け、例年夏期に一時停止する生産を継続し、在庫を積み上げると明らかにした。

> 仏、新型コロナ死者2.8万人 13日ぶりに100人超増加

フランスで確認された新型コロナウイルス感染症による死者が2日、107人(0.4%)増え2万8940人となった。1日当たりの死者数が100人を超えるのは13日ぶり。フランスは新型コロナ死者数で世界で5番目に多い。

> 新型コロナワクチン、年内の利用開始を期待=米軍研究者

米陸軍感染症研究プログラムのディレクター、ウェンディ・サモンズ・ジャクソン大佐は2日、何らかの新型コロナウイルス感染症ワクチンが年末までに一部の米国民に利用可能になると期待を示した。

> WHO米州事務局長、コロナ対策で米に支援継続を要請

世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO、本部ワシントン)のエティエンヌ事務局長は2日、域内で新型コロナウイルス感染が拡大する中、米国に対し関係各国への支援継続を要請した。

> EXCLUSIVE-スイス製薬ロンザ、コロナワクチン原料製造前倒し視野

スイスの製薬会社ロンザ・グループのベーニー会長は2日、バイオ医薬大手の米モデルナが開発を進める新型コロナウイルス感染症ワクチンの原料製造ラインの完成を従来計画より4─6週間前倒しすることを目指していると述べた。

> 英のコロナ薬臨床試験、初回結果は7月初旬の見通し

英国で実施されている世界最大規模の新型コロナウイルス治療薬の無作為化臨床試験「リカバリー」の1回目の結果が7月初旬に公表される可能性があると、試験を主導する科学者が2日明らかにした。

> タイ経済、新型コロナで先行き不透明 下振れリスク高い=中銀

タイ中央銀行は2日、新型コロナウイルスの世界経済への打撃を踏まえると国内経済の先行きは非常に不透明感だとし、下振れリスクが大きいとの見方を示した。

> 英統計理事会、政府発表の新型コロナ検査数「信用できず」

英国で官公庁の統計を監督する統計理事会(UKSA)は2日、政府が発表する新型コロナウイルス検査数は「信用できない」と批判した。

> 中国、新型コロナ対策でさらなる政策支援が必要=人民銀副総裁

中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝副総裁は2日の記者会見で、新型コロナウイルスによる経済的打撃は当初の想定より大きく、金融面と信用面の政策支援がさらに必要だという考えを示した。

> 米ギリアド、レムデシビルの吸入薬など開発中 コロナ治療で

米製薬ギリアド・サイエンシズは抗ウイルス薬「レムデシビル」について、入院していない新型コロナウイルス感染症患者にも使えるように吸入薬など投与しやすい形の薬を開発している。

> EU、銀行向けコロナ救済措置に賞与禁止導入も=文書

欧州連合(EU)議長国のクロアチアが作成した2日付文書によると、域内銀行向けの新型コロナウイルス救済措置における条件として1年間の賞与禁止が設けられる可能性があることが分かった。

> コロナ患者の血中タンパク質、重度予測の指標となる可能性=研究

医学誌「セル・システムズ」に2日発表された研究結果から、新型コロナウイルス感染者の血液中に存在するタンパク質の水準が重症度を見極める指標となる可能性があることが分かった。

> 中国武漢市、無症状感染者300人確認 全市民対象のコロナ検査

新型コロナウイルス感染が最初に拡大した中国湖北省武漢市で、全市民を対象とした感染検査が実施され、当局は2日、これまでのところ約300人の無症状感染者が確認されたと発表した。ただ症状がある新たな感染者は確認されていない。

> 香港、入境禁止措置を延長 新型コロナ集団感染懸念で

香港政府は2日、新型コロナウイルスの集団感染が新たに発生したことを受け、非香港居民に対する入境禁止措置を9月中旬まで延長するほか、8人以上の集会禁止措置を2週間延長すると発表した。

> 中国、公衆衛生緊急事態の監視改善が喫緊の課題=習主席

中国の習近平国家主席は2日、原因不明の疾病、および異例の公衆衛生上の事象に対する監視体制を強化する必要があるとの考えを示した。国営テレビが伝えた。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米テスラ、従業員の解雇費用に3億5000万ドル超計

ワールド

中国の産業スパイ活動に警戒すべき、独情報機関が国内

ワールド

バイデン氏、ウクライナ支援法案に署名 数時間以内に

ビジネス

米耐久財コア受注、3月は0.2%増 第1四半期の設
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴らす「おばけタンパク質」の正体とは?

  • 2

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗衣氏への名誉棄損に対する賠償命令

  • 3

    マイナス金利の解除でも、円安が止まらない「当然」の理由...関係者も見落とした「冷徹な市場のルール」

  • 4

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 5

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 6

    ケイティ・ペリーの「尻がまる見え」ドレスに批判殺…

  • 7

    イランのイスラエル攻撃でアラブ諸国がまさかのイス…

  • 8

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    コロナ禍と東京五輪を挟んだ6年ぶりの訪問で、「新し…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 10

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中