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米共和党、オバマケア撤廃を再び目指す可能性も=上院院内総務
10月17日、米共和党のマコネル上院院内総務は、来月6日の中間選挙で同党が十分な議席を確保すれば、医療保険制度改革 (オバマケア)の撤廃を再び目指す可能性があると述べた。ロイターのインタビューに応える同上院院内総務。ワシントンで撮影(2018年 ロイター/JOSHUA ROBERTS)
[ワシントン 17日 ロイター] - 米共和党のマコネル上院院内総務は17日、来月6日の中間選挙で同党が十分な議席を確保すれば、医療保険制度改革 (オバマケア)の撤廃を再び目指す可能性があると述べた。
共和党は2017年にもオバマケア撤廃を目指したが、失敗に終わっている。
マコネル氏はこれについて「残念だった」と発言。「もう一度最初からやり直せる票を確保できれば、やり直す。ただ、これは今後数週間の動向にかかっている。我々は今のオバマケアの機能に満足していない」と述べた。
これに対し、民主党のシューマー上院院内総務は「共和党が上院の議席を維持すれば、家族から医療を取り上げ、医療コストを引き上げるためにできる限りのことをするだろう」との声明を発表した。
マコネル氏は、ロイターとのインタビューで、公的年金やメディケア(高齢者向け医療保険)などの社会保障が、政府債務急増の原因になっているとも指摘。
「いずれかの時点で、超党派の協議を通じて、債務拡大の長期的な要因に対処する必要がある」との認識を示した。
財務省が15日発表した2018会計年度(9月までの1年間)の財政収支は、赤字額が7790億ドルと、12年度以来6年ぶりの高水準を記録した。減税による税収減などが国債増発を招き、利払い費が増加したほか、軍事費も拡大した。[nL3N1WV4O0]
マコネル氏は来年、国内の裁量的支出を厳しく見直す方針を表明。今年は、民主党に軍事費増額を受け入れさせるため、裁量的支出の増額を認めざるを得なかったと釈明した。