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働き方改革法案、衆院委で可決=野党は厚労相不信任で抵抗
2018年05月25日(金)18時09分
5月25日、衆院厚生労働委員会は、安倍晋三内閣が今国会で最重要法案と位置づける働き方改革法案を採決し、賛成多数で可決した。写真は都内のオフィスビル。2015年3月撮影(2018年 ロイター/Issei Kato/File Photo)
[東京 25日 ロイター] - 衆院厚生労働委員会は25日、安倍晋三内閣が今国会で最重要法案と位置づける働き方改革法案を採決し、賛成多数で可決した。午前中の委員会では法案に反対する野党が加藤勝信厚労相の不信任決議案を提出し、委員会はいったん休憩に入ったが、午後の衆院本会議で不信任案は否決され、厚生労働委員会は再開した。政府・与党は29日に衆院を通過させたい考え。
立憲民主党など野党5党などが、法案に盛り込まれている高度プロフェッショナル制度が過労死を助長するとして法案からの削除を求めているほか、裁量労働制をめぐる不適切なデータ比較問題の経緯に関する資料が厚労省から出てきていないなどとして採決に反対していた。
与党側は6月20日の今国会会期延長に慎重な官邸の意向を踏まえ、当初は23日の採決を予定していたが、野党側は同日、衆院厚生労働委員会の高鳥修一委員長の解任決議案を衆院に提出し、採決は延期されていた。
(竹本能文)
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