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首相は先頭に立ち説明責任尽くして欲しい=加計疑惑で山口公明代表
5月22日、山口那津男・公明党代表は会見で、加計学園関係者と安倍晋三首相が2015年2月に面会したと記録されている愛媛県文書について、「また聞きのまた聞きというような伝聞を重ねている要素もある」と指摘した。写真は都内で昨年8月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 22日 ロイター] - 山口那津男・公明党代表は22日の会見で、加計学園関係者と安倍晋三首相が2015年2月に面会したと記録されている愛媛県文書について、「また聞きのまた聞きというような伝聞を重ねている要素もある」と指摘。「少なくとも面会した当事者(加計学園と首相)は面会を否定している状況」とも述べた。
一方、野党側が面会記録が廃棄された可能性も指摘し、首相答弁と愛媛文書の矛盾を追及している点について、「そこは裏づけを持ってよく議論して欲しい」と述べた。その上で「行政に投げかけられた疑惑については、きちんと説明責任を尽くすことが大事」と強調し、「総理が先頭に立って、自らのことについて、色々な疑問が投げかけられているなら、説明責任を尽くして欲しい」と要請した。
消費税率10%への引き上げに対応し、増税による需要変動に対応するため「需要を補完するどのような対応策があるか、今後検討し、政府に提言する方向」と述べた。
財政健全化目標について「目標年次を設定し逆算するのでなく、税制や需要を見積もり、ある程度幅をもって設定した方が、財政への理解が増す」と指摘した。
(竹本能文)