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中国アルミ生産、21年は過去最高更新 電力使用制限でも
1月17日、中国国家統計局が発表した2021年のアルミニウム生産量は、前年比4.8%増の3850万トンとなり過去最高を更新した。写真は2012年9月、中国江蘇省で撮影(2022年 ロイター/Aly Song)
[北京 17日 ロイター] - 中国国家統計局が17日発表した2021年のアルミニウム生産量は、前年比4.8%増の3850万トンとなり過去最高を更新した。気候変動目標の達成に向け一部のアルミ製造工場に電力使用制限がかかったが、全体ではプラスとなった。
12月単月の一次アルミニウム生産量は311万トンで、11月の310万トンから若干増えたが、前年同月からは4%減少した。
ロイターが算出した12月の1日当たり生産量は約10万0300トンと、11月の約10万3300トンから減少し、20年7月以来の低水準を付けた。
アルミのコンサルタント会社AZチャイナのマネジングディレクター、ポール・アトキンス氏は「21年は上半期が堅調だったが、電力不足と石炭の問題が伸びを抑えた。同様の理由で(22年の)生産は最低限の伸びにとどまると予想する」と述べた。
22年は需要が供給を上回り、輸入増につながるとの見通しも示した。
昨年は電力消費抑制に向けた政府の取り組みを背景に、一部の地域では電力消費の多いアルミ生産が削減された。
国家統計局によると、非鉄金属10種(銅、アルミ、鉛、亜鉛、ニッケル、スズ、アンチモン、水銀、マグネシウム、チタン)の12月生産量は547万トンと11月の535万トンから増えたが、前年同月比では3.8%減った。
21年通年の生産量は6454万トンと前年から5.4%増え、こちらも過去最高を更新した。