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中国の2020年歳出は2.8%増、歳入は3.9%減 新型コロナが影響
1月28日、中国財政省は、2020年の歳入が前年比3.9%減となる一方、歳出は同2.8%増加したと発表した写真は北京で昨年5月撮影(2021年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)
[北京 28日 ロイター] - 中国財政省は28日、2020年の歳入が前年比3.9%減となる一方、歳出は同2.8%増加したと発表した。新型コロナウイルス対策が影響した。
ただ、新型コロナによる打撃から経済が回復する中、第4・四半期には歳入の伸びが5.5%と、前期の4.7%から加速した。
財政省は、昨年の減税や手数料引き下げの取り組みによって企業の負担が2兆5000億元以上軽減されたとみている。 同省は、景気回復を引き続き下支えするため、増値税と個人所得税の改革を継続すると表明した。
また「一部の業種はパンデミック(世界的大流行)によるマイナス影響を依然消化しており、安定した経済回復の基盤はまだ固まっていない」との認識を示した。
20年の政府債務は対国内総生産(GDP)比で45.8%だった。国際的にレッドライン(越えてはならない一線)とされる60%は下回った。
財政省は今後について、経済成長とリスク管理のバランスをとり、安定したマクロレバレッジ比率を維持すると表明。適切な水準の支出を維持するため、政府債の規模を合理的に決定する方針を示した。
さらに、地方政府の隠れ債務はしっかりと抑制し、未解決の隠れ債務問題に適切に対処するとした。
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