ニュース速報

ビジネス

日経平均は5日続伸、ほぼ高値引け 終値は約3カ月半ぶり高水準

2020年06月05日(金)15時38分

6月2日、東京株式市場で日経平均は5日続伸。写真は2018年2月、東京証券取引所で撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 2日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は5日続伸。終値は2月21日以来約3カ月半ぶりの高値となった。前場は高値警戒感から利益確定売りが優勢となったが、押し目買いに支えられ下値も限定的だった。後場、先物への買い戻しが主導する形でプラス転換すると、大引けにかけてしっかりした動きとなった。

日経平均は前営業日比82円66銭安の2万2613円08銭と反落スタート後、前場引けにかけてマイナス圏で推移した。

後場寄り後にプラス圏に浮上すると大引けにかけて上値を伸ばした。来週12日のメジャーSQ(特別清算指数)算出日に向けて海外投資家による先物買い戻しが出たとの観測があったほか、「米株先物がしっかりとなり、今晩の米雇用統計を無難に通過するのではないかとの思惑が出た」(国内証券)という。

TOPIXも5日続伸。高値引け。東証33業種では空運、鉄鋼、海運などが値上がり率上位にランクイン。精密機器、パルプ・紙、食料品などは値下がりした。市場からは「成長期待銘柄への買いが一服し、鉄鋼や銀行などが出遅れ修正的に買われた」(岩井コスモ証券の投資情報センター長、林卓郎氏)という。

個別では、日本航空<9201.T>は9.74%高、ANAホールディングス<9202.T>が7.06%高で取引を終了。アメリカン航空が7月の便数を大幅に引き上げ、4日の米株市場では空運株が買われたことが波及した。このほかレオパレス21<8848.T>は反発。同社に対し、大株主の村上世彰氏が大規模な増資を引き受けると提案した、と4日のテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」が報じ、材料視された。

東証1部の騰落数は、値上がり1154銘柄に対し、値下がりが943銘柄、変わらずが72銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22863.73 +167.99

寄り付き    22613.08

安値/高値   22563.56─22865.88

TOPIX<.TOPX>

終値       1612.48 +8.66

寄り付き     1599.56

安値/高値    1596.38─1612.48

東証出来高(万株) 139217

東証売買代金(億円) 24542.63

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米GDP、第1四半期は+1.6%に鈍化 2年ぶり低

ビジネス

ロイターネクスト:米第1四半期GDPは上方修正の可

ワールド

プーチン氏、5月に訪中 習氏と会談か 5期目大統領

ワールド

仏大統領、欧州防衛の強化求める 「滅亡のリスク」
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    今だからこそ観るべき? インバウンドで増えるK-POP非アイドル系の来日公演

  • 3

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗衣氏への名誉棄損に対する賠償命令

  • 4

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 5

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 6

    未婚中高年男性の死亡率は、既婚男性の2.8倍も高い

  • 7

    やっと本気を出した米英から追加支援でウクライナに…

  • 8

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 9

    自民が下野する政権交代は再現されるか

  • 10

    ワニが16歳少年を襲い殺害...遺体発見の「おぞましい…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 9

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 10

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこ…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 9

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中