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日本人1人が武漢で重度の肺炎、空の便欠航・ツアーも中止

2020年01月23日(木)19時27分

 1月23日、全日空は、中国・武漢における新型コロナウイルスによる肺炎の発生の影響で、武漢空港への連絡交通機関が停止されたことを受け、同日午後6時10分成田発NH937便、24日午前9時30分武漢発NH938便の欠航を決定した。写真はフランスのコロミエで昨年3月撮影(2020年 ロイター/Regis Duvignau)

[東京 23日 ロイター] - 新型肺炎の感染が拡大している中国湖北省武漢市で、日本人1人が重度の肺炎を発症し、入院していることがわかった。岡田直樹官房副長官が23日午後の会見で明らかにした。新型コロナウイルスに感染したと診断されたかどうかはわかっていないという。外務省は武漢市の感染症危険レベルを「十分注意」の1から、不要不急の渡航自粛を呼びかける2に引き上げた。

岡田副長官は、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当するかどうかを判断する世界保健機関(WHO)の議論の結果などを見守りながら、状況を注視していきたいと語った。外務省は武漢市以外の地域に対しても、レベル1を継続している。

感染拡大の影響は、空の便にも出ている。武漢空港の連絡交通機関が停止されたことで、全日空は同日午後6時10分成田発NH937便、24日午前9時30分武漢発NH938便の欠航を決定した。

大手旅行会社のJTBは武漢市を通るツアーの2月・3月分をキャンセルした。

*内容を追加します。

(新田裕貴)

ロイター
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