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バーゼル3の骨抜き許さず、銀行監督トップ「ロビー活動に抵抗を」
2019年11月13日(水)03時04分
[フランクフルト 12日 ロイター] - ユーロ圏の銀行監督を担う欧州中央銀行(ECB)銀行監督委員会のアンドレア・エンリア委員長は12日、国際的な銀行自己資本規制であるバーゼル3を骨抜きにしようとする動きに抵抗しなければならないと強調した。
委員長は会合で「欧州の議員らは国益絡みの動きや銀行のロビー活動に抵抗しなければならない。バーゼル3は適切な時期に忠実かつ着実に施行する必要がある」と語った。
欧州銀行監督機構(EBA)はこれまで、バーゼル3を完全施行した場合、域内の主要銀行は平均で中核資本を合計で約1350億ユーロ、24.4%増強する必要が生じるとの試算を示している。
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