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米GM、新労働協約巡るUAW組合員の投票期限までスト継続へ
10月17日、全米自動車労働組合(UAW)はゼネラル・モーターズ(GM)のUAWに加盟する労働者約4万8000人が、労働協約の見直しに関する提案に25日までに投票すると発表した。写真はレイオフされたGM従業員と話すUAW幹部のティム・オハラ氏(左から2番目)。10月17日、ミシガン州デトロイトで撮影(2019年 ロイター/Rebecca Cook)
[デトロイト/ワシントン 17日 ロイター] - 全米自動車労働組合(UAW)
妥結案は、正規雇用労働者の賃上げや非正規雇用労働者の労働条件改善を盛り込んだが、オハイオ州ローズタウンとメリーランド州ボルティモア、ミシガン州ウォーレンの3工場閉鎖を認める内容。労組指導部は妥結を推奨している。
国内工場の閉鎖とメキシコへの生産移転を阻止できなかったことへの組合員の失望が、妥結を目指す労組指導部にとって試練となる可能性がある。
ストは9月16日に開始。労組側は賃上げや雇用の保証、健康保健の改善を求めてきたほか、国内工場の閉鎖や非正規雇用の活用、メキシコでの生産なども争点となっていた。
GMは提案が迅速に承認されることを期待する。アナリストはストに伴うGMの損失を20億ドル程度と推計している。