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正午のドルは112円前半、日銀が金融政策の現状維持を決定
9月19日、正午のドルは、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の112.31/33円。正午前に日銀が金融政策の現状維持を決めたことが伝わり、市場は若干の円売りで反応したが、その幅は数銭と限定的かつ一時的なものにとどまった。写真はワシントンで2015年3月撮影(2018年 ロイター/Gary Cameron)
[東京 19日 ロイター] - 正午のドルは、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の112.31/33円。正午前に日銀が金融政策の現状維持を決めたことが伝わり、市場は若干の円売りで反応したが、その幅は数銭と限定的かつ一時的なものにとどまった。
この日は、日経平均が350円を超える上げ幅となっているほか、米10年国債利回り
前日の米国株の上昇、日本株や中国株の続伸で「リスクオン的な地合いとなっているため、ドルと円の両方が売られ、綱引きになっている」(FX会社)ことがこう着感の背景だという。
他方、リスクオンで新興国通貨が買われているわけでもないとされ、トルコリラは先日の利上げ前の水準に下落するなど、変則的なリスクオン相場の様相を呈している。
トルコリラ/円
これに先立つ13日、中銀は政策金利を6.25%ポイント引き上げ24.00%とした。トルコ政府は20日に新規の中期経済プログラムを公表する予定だが、財政や経常収支の赤字を是正しない限り、トルコへの不安は続くとみられている。