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前場の日経平均は大幅続伸、米株高背景にリスク選好
9月19日、前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比356円15銭高の2万3776円69銭となり大幅に4日続伸。取引時間中としては1月25日以来約8カ月ぶりの高値を付けた。写真は東京証券取引所で2016年2月撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)
[東京 19日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比356円15銭高の2万3776円69銭となり大幅に4日続伸。取引時間中としては1月25日以来約8カ月ぶりの高値を付けた。米中間で追加制裁関税の応酬があったにもかかわらず、前日の米国株が上昇。ドル/円も112円前半の円安基調を維持したことで安心感が広がった。海外勢の買いが中心とみられ、上げ幅は一時380円を超えた。連日の上昇後で利益確定売りに押される場面もあったが、前引けにかけて高値圏に戻した。
TOPIXは1.56%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆4012億円だった。業種別では石油・石炭、保険、機械などが高い。半面、下落したのは空運、水産・農林の2業種のみだった。市場では「自民党総裁選後の株高に期待する海外短期筋の買いに加え、米国のボトムアップ系の新規資金も入っている。日米通商協議(FFR)を乗り切れば一段高も見込めそうだ」(サクソバンク証券チーフマーケットアナリストの倉持宏朗氏)との声が出ていた。
東証1部の騰落数は、値上がり1689銘柄に対し、値下がり354銘柄、変わらずが65銘柄だった。