ニュース速報

ビジネス

独ZEW景気期待指数、4月は約5年ぶり低水準 通商巡る懸念が重し

2018年04月18日(水)02時12分

[ベルリン 17日 ロイター] - ドイツの欧州経済センター(ZEW)が発表した4月の景気期待指数はマイナス8.2と、2012年11月以来の低水準となった。

ロイターがまとめた市場予想はマイナス1.0だった。前月はプラス5.1。3カ月連続の低下となり、4月の低下幅は16年7月以来の大きさとなった

弱い経済指標のほか、米中の貿易摩擦でドイツ経済が打撃を受けるのではないかとの懸念が圧迫要因となった。

現況指数は87.9と、前月の90.7から低下。市場予想は88.0だった。

ZEWのワムバッハ所長は指数低下の要因として、米国と欧州の通商摩擦やシリア情勢が中東での紛争に波及する可能性を挙げ、「ドイツで第1・四半期に生産、輸出、小売が大きく落ち込んだことも重しとなっている」と述べた。

アナリストの間では、今年の初めの2カ月間の経済指標が軟調だったことに加え、ZEW指数が低下していることは、独経済成長率が鈍化する可能性があることを示しているとの見方もある。VP銀行のトマス・ギッツエル氏は「向こう数四半期にわたり成長の勢いが鈍化する可能性がある」と指摘。ただ「大幅な景気の低迷の恐れはない」と述べた。

欧州中央銀行(ECB)は年内に債券買い入れ策を終了させ、19年に利上げに着手するとみられているが、ドイツなどの経済指標が軟調となっていることで、計画変更を迫られるのではないかとの見方も出ている。

INGのカーステン・ブレゼスキ氏は、今回の統計で指数が大きく低下したことは、投資家の間で軟調な独経済指標が意識されていることを示していると指摘。ただ「過度に懸念する必要はない」とした。

*内容を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ビジネス

ヘッジ付・オープン外債増加=明治安田生命運用計画

ワールド

トランプ氏が核合意破棄なら「重大な結果」招く=イラ

ビジネス

焦点:昆虫農場に熱視線、世界の「タンパク質危機」救

ワールド

中国の北朝鮮への燃料輸出、3月も低水準

MAGAZINE

特集:テロ時代の海外旅行

2018-5・ 1号(4/24発売)

人気観光地でテロが起き、行き先選びに悩む時代── 「ゼロリスク」を求め過ぎる日本人のための海外旅行ガイド

人気ランキング

  • 1

    「いい加減にしないと暴動起こす」北朝鮮国民の不満が爆発寸前

  • 2

    日本人は旅行が下手だ(テロ時代の海外旅行術)

  • 3

    キャサリン妃第3子懐妊で、英王位継承順位はこう変わる!

  • 4

    コンドームなんてもういらない!? 理想の男性用ピル…

  • 5

    世界初のペニスと陰のう移植手術が成功、性機能も戻る

  • 6

    「何かがおかしい...」国のやり方を疑い始めた北朝鮮…

  • 7

    安倍首相の対北政策と日米首脳会談を酷評する中国

  • 8

    こんなエコノミーは嫌だ! 合理的すぎる座席で、機…

  • 9

    「僕はゲイリー19歳、妻は72歳」 青年が恋に落ちた5…

  • 10

    中国で神妙だった金正恩氏、帰国して「偉そうな態度…

  • 1

    「僕はゲイリー19歳、妻は72歳」 青年が恋に落ちた53歳上の女性とは

  • 2

    「いい加減にしないと暴動起こす」北朝鮮国民の不満が爆発寸前

  • 3

    「何かがおかしい...」国のやり方を疑い始めた北朝鮮の人々

  • 4

    こんなエコノミーは嫌だ! 合理的すぎる座席で、機…

  • 5

    「ヒトラーが南米逃亡に使った」はずのナチス高性能…

  • 6

    日本人は旅行が下手だ(テロ時代の海外旅行術)

  • 7

    「家賃は体で」、住宅難の英国で増える「スケベ大家」

  • 8

    金正恩は「裏切り」にあったか......脱北者をめぐる…

  • 9

    おどろおどろしい溶岩の世界!?木星の北極の正体が…

  • 10

    ジェット旅客機の死亡事故ゼロ:空の旅を安全にした…

  • 1

    日本の空港スタッフのショッキングな動画が拡散

  • 2

    ユーチューブ銃撃事件の犯人の奇妙な素顔 「ビーガン、ボディビルダー、動物の権利活動家」 

  • 3

    「家賃は体で」、住宅難の英国で増える「スケベ大家」

  • 4

    金正恩が習近平の前で大人しくなった...「必死のメモ…

  • 5

    「僕はゲイリー19歳、妻は72歳」 青年が恋に落ちた5…

  • 6

    ヒトの器官で最大の器官が新たに発見される

  • 7

    「パスタは食べても太らない」──カナダ研究

  • 8

    2度見するしかない ハマってしまった動物たちの異様…

  • 9

    こんなエコノミーは嫌だ! 合理的すぎる座席で、機…

  • 10

    ポルノ女優がトランプとの不倫を暴露──脅されながら…

グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ 日本再発見 シーズン2
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版

SPECIAL ISSUE 丸ごと1冊 プーチン

絶賛発売中!