ニュース速報

ビジネス

米2月小売売上高0.1%減、3カ月連続マイナス

2018年03月15日(木)04時14分

[ワシントン 14日 ロイター] - 米商務省が14日発表した2月の小売売上高は前月比0.1%減と、3カ月連続で落ち込んだ。0.3%増とする市場予想に反してマイナスとなった。

1月の数字は当初発表の0.3%減から0.1%減へ上方改定された。

3カ月連続で落ち込んだのは2012年4月以来。

2月の前年同月比は4.0%増加した。

自動車やガソリン、建材、食品サービスを除いたコア売上高は前月比0.1%増。1月は横ばいだった。コア売上高は、国内総生産(GDP)の消費支出に最も近いとされる。

モルガン・スタンレー(ニューヨーク)の首席エコノミスト、エレン・ゼントナー氏は、「減税への期待から消費が2017年第4・四半期に前倒しされたとみている」とし、「米国の家計における消費ファンダンメンタルズには何ら問題はない」との見方を示した。

米経済の3分の2以上を占める個人消費は、17年第4・四半期に年率3.8%増と底堅く伸びたが、年明けは勢いが鈍化したもようだ。ただ労働市場は底堅く、これが個人消費を下支えしている。米連邦準備理事会(FRB)当局者は労働市場が最大雇用状態、もしくは最大雇用をやや超えた状態とみなしている。2月の雇用統計では就業者数が31万3000人増となった。1兆5000億ドル規模の減税政策も個人消費の追い風となるとみられる。

個人消費の減速は、第1・四半期GDPが緩慢な伸びとなることを示唆する。GDPの市場予想は年率で約2%増だ。17年第4・四半期は2.5%増だった。17年12月の経済指標は、建設支出と製造業受注、卸売在庫が改定されており、伸び率は3.0%へ上方改定される可能性がある。28日に確定値が発表される。

ただ小売統計が軟調となったことで第1・四半期の成長率見通しは低下。米アトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPナウ」によると、第1・四半期の米国内総生産(GDP)伸び率見通しは年率1.9%となり、9日時点の2.5%から低下した。このほか、マクロエコノミック・アドバイザーズは成長率見通しを0.4%ポイント引き下げ1.7%とした。

2月の小売売上高の内訳は、自動車が0.9%減。1月も0.9%減少していた。ガソリンスタンドは1.2%減。ガソリンの値下がりを反映した。家具やヘルスケア・パーソナルケア製品、電子・家電も減少した。

一方、建材は1.9%増となった。衣料は0.4%増。オンライン小売りは1.0%増加した。外食は0.2%増。スポーツ用品・趣味関連は2.2%増加した。

*内容を追加して再送します。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ワールド

アフリカの人口急増は世界の貧困抑制進展にリスク=ゲ

ワールド

ハリケーン「フローレンス」、ノースカロライナ州の畜

ワールド

英EU離脱反対派、国民投票再実施の方法提案 「まだ

ワールド

ベネズエラ大統領、国連総会出欠を検討中 身の安全を

MAGAZINE

特集:リーマンショック10年 危機がまた来る

2018-9・25号(9/19発売)

貿易戦争、新興国の通貨急落、緩和バブル崩壊...... 世界経済を直撃した未曽有の危機が再び人類を襲う日

人気ランキング

  • 1

    全長7mの巨大ヘビが女性を丸のみ インドネシア、被害続発する事情とは

  • 2

    日本の空港スタッフのショッキングな動画が拡散

  • 3

    ダイアナが泣きついても女王は助けなかった 没後20年で肉声公開へ

  • 4

    中国、火鍋からネズミの死骸が出て株価暴落、損失1.9…

  • 5

    「家賃は体で」、住宅難の英国で増える「スケベ大家」

  • 6

    「売春島」三重県にあった日本最後の「桃源郷」はい…

  • 7

    中国、海上自衛隊が南シナ海で行った対潜戦訓練を強…

  • 8

    【写真特集】2人の王子とダイアナが過ごした幸せな時間

  • 9

    ダイアナ元妃は、結婚前から嫉妬に苦しんでいた

  • 10

    「英王室はそれでも黒人プリンセスを認めない」

  • 1

    中国、火鍋からネズミの死骸が出て株価暴落、損失1.9億ドル

  • 2

    日本の空港スタッフのショッキングな動画が拡散

  • 3

    危険な熱帯低気圧、世界で9個同時発生:洋上に並ぶ姿をとらえた衛星写真

  • 4

    大型ハリケーン「フローレンス」上陸迫る 米国直撃…

  • 5

    ダイアナが泣きついても女王は助けなかった 没後20…

  • 6

    全長7mの巨大ヘビが女性を丸のみ インドネシア、…

  • 7

    空港にトイレより汚い場所があった 全員が触るのに

  • 8

    大型ハリケーンを前に動物が避難 フラミンゴは優雅…

  • 9

    現代だからこそ! 5歳で迷子になった女性が13年経て…

  • 10

    【写真特集】2人の王子とダイアナが過ごした幸せな時間

  • 1

    日本の空港スタッフのショッキングな動画が拡散

  • 2

    自殺に失敗し顔を失った少女の願い――「何が起きてもそれは一時的なことだと信じて。物事は良くなっていくから」

  • 3

    絶対に手を出さないで――死に追い込むゲーム『モモ自殺チャレンジ』が無料サイトに登場し不安広まる

  • 4

    29年前の「女子高校生コンクリート詰め殺人事件」の…

  • 5

    中国、火鍋からネズミの死骸が出て株価暴落、損失1.9…

  • 6

    性拷問、昏睡死......北朝鮮・外国人拘束のあこぎな…

  • 7

    現代だからこそ! 5歳で迷子になった女性が13年経て…

  • 8

    良かれと思ったレイプ防止策、逆に女性への攻撃性を…

  • 9

    ペットボトル入りミネラルウォーターの9割にプラスチ…

  • 10

    空港にトイレより汚い場所があった 全員が触るのに

資産運用特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版

ニューズウィーク日本版特別編集 レゴのすべて

絶賛発売中!