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前場の日経平均は反発、米金利低下で心理改善 円高は重し
2月23日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比77円87銭高の2万1814円31銭となり反発した。写真は東京証券取引所で6日撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 23日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比77円87銭高の2万1814円31銭となり反発した。米金利低下を背景に前日の米株市場でダウ<.DJI>が164ドル高と上昇。VIX指数<.VIX>の低下もあり投資家心理が改善した。上げ幅は一時100円を超えたが、円高基調の為替が重しとなり取引時間中は伸び悩んだ。週末を控えて上値を買う動きは乏しかった。
TOPIXは0.49%高。東証1部の午前中の売買代金は1兆0816億円と低調だった。セクター別では原油高を背景に石油・石炭、鉱業などが上昇率上位を占めた。建設、不動産の内需系もしっかり。半面、小売、精密が軟調だった。市場では「為替変動が意識されインデックス絡みの売買は手がけにくいものの、中小型のグロース系銘柄を選別物色する動きがみられる。相場の基調が弱いわけではない」(東海東京証券・機関投資家営業部部長の静間康禎氏)との声が出ていた。
東証1部の騰落数は、値上がり1389銘柄に対し、値下がりが597銘柄、変わらずが80銘柄だった。