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スタバ、1─3月利益・米既存店売上高が予想上回る 通期見通し引き上げ
[25日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手のスターバックス(スタバ)
通期の利益見通しを上方修正したことも好感され、引け後の時間外取引で、スタバの株価は一時2%上昇。その後は上げ幅を縮小したが、26日の通常取引で過去最高値を更新するとみられる。
米既存店売上高は4%増と、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の3.58%増を上回った。新たなドリンクの投入やランチメニューの刷新が寄与した。
また、米国の会員制プログラム「スターバックス・リワード」はアクティブメンバーが13%増えた。ウーバーイーツと提携して配達サービスを約1600店舗に広げ、アプリや店舗での注文や支払いのスピードを改善したことが背景にある。
同社はまた、米国に次ぐ第2の市場である中国でも電子商取引大手アリババ集団
中国/アジア太平洋地域の既存店売上高は2%増。アナリスト予想は1.5%増だった。
通期の調整後1株利益見通しは2.75─2.79ドルと、従来の2.68─2.73ドルから引き上げた。アナリストの予想平均は2.71ドル。
値上げやリストラ、投資の減少を背景に米州の営業利益率が「若干」上昇すると見込む。従来は低下を予想していた。
1─3月期の同社帰属の純利益は6億6320万ドル(1株当たり0.53ドル)と、前年同期の6億6010万ドル(同0.47ドル)から増加。特別項目を除く1株利益は0.60ドルと、市場予想の0.56ドルを上回った。
純売上高は4.5%増の63億1000万ドル。市場予想の63億2000万ドルを小幅下回った。
*内容を追加しました。