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ドイツとポーランド、ロシア産原油の輸入を一部停止 品質悪化で
2019年04月25日(木)19時51分
[モスクワ 25日 ロイター] - ポーランドとドイツは主要パイプライン「ドルジバ」を通じたロシア産原油の輸入を停止した。高濃度の有機塩素化合物が混入し、原油の品質が悪化していることが理由。
ポーランドやドイツの製油所への原油供給が滞る可能性がある。
輸入国のトレーダーによると、ドルジバを運営するロシアの国営パイプライン会社トランスネフチ
ドルジバは、世界の原油需要の1%に相当する日量100万バレルの原油を輸送可能。ポーランド、ドイツ、チェコ、ハンガリー、スロバキアに原油を供給している。
品質の問題が発生したのは先週。ロシアの生産者が高濃度の有機塩素化合物を原油に混入させたという。どの生産者が同化合物を混入させたかは不明。
有機塩素化合物は、石油の生産を増やすために利用されるが、出荷前に石油と分離する必要がある。同化合物が高い濃度で混入していると、製油施設の故障の原因になるという。
ロシアのエネルギー省は、トランスネフチができる限り早急に問題を解決すると表明。事情に詳しいロシアのエネルギー業界筋によると、問題は今週中に解決する可能性がある。
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